くるみ製本機ヒーターの状態を確認します。
くるみ製本機ヒーターの状態は、機械状態画面で確認できます。通常は、PBシャットオフ中と表示されています。
ほそく手順8で出力設定画面のくるみ製本を選択すると、くるみ製本機ヒータースイッチは自動的にONになります。
ほそくくるみ製本機を使用する時間がわかっているときは、ヒーターのウォームアップ時間を逆算して、くるみ製本機ヒータースイッチのONを押します。
ほそくくるみ製本機ヒータースイッチがONになるとPBシャットオフ中がPBウォームアップ中にかわり、ウォームアップが完了するとPBヒーターというメッセージになります。
原稿をセットします。
原稿とくるみ製本の関係について詳しくは、くるみ製本の仕上りイメージをごらんください。
トレイに本身の用紙をセットします。
本身の用紙を下記のトレイにセットします。
ペーパーフィーダーユニット PF-707m、ペーパーフィーダーユニット PF-711
トレイに表紙の用紙をセットします。
表紙にコピーする場合は、ペーパーフィーダーユニット PF-707m、ペーパーフィーダーユニット PF-711を使用します。
表紙にコピーしない場合は、下記のトレイを使用します。
くるみ製本機 PB-503:表紙トレイ
ポストインサーター(折り機 FD-503):上段トレイ/下段トレイ
ほそく表紙は、不定形サイズの用紙を使用します。タテとヨコのサイズを入力する必要があります。セットする表紙サイズを測って、正確な数値を確認してください。
ほそく表紙断裁するときは、切り量が5 mm ~ 40 mmを確保できるサイズの用紙を使用してください。
コピータブを押して、コピー画面を表示します。
コピー画面の本身用紙をセットしたトレイを選択します。
サイズは自動検知します。
必要に応じて、本身用紙の用紙設定を変更します。
本身の用紙をセットしたトレイに設定されている坪量が適切でないとき、製本できません。
62-74 g/m2、75-80 g/m2、81-91 g/m2、または92-105 g/m2のいずれか1つを選択します。
ほそく上記の坪量を選択しても、製本できないことがあります。また、選択した坪量によって、製本枚数が制限されることがあります。詳しくは、くるみ製本の仕上りイメージをごらんください。
出力設定、くるみ製本を順に押します。
くるみ製本画面が表示されます。
ヒーターのウォームアップが始まります。ウォームアップに約20分かかります。
このとき、出力設定画面の標準復帰や操作パネルのリセットを押しても、ウォームアップは停止しません。
くるみ製本機 PB-503の使用を中止するときは、機械状態画面に戻り、くるみ製本機ヒータースイッチのOFFを押します。使用しないときは、くるみ製本機ヒーターをOFFにして、劣化を抑えてください。
表紙トレイ右の設定変更を押します。
表紙トレイ画面が表示されます。
表紙用紙をセットしたトレイを選択します。
手順4で表紙用紙をセットしたトレイボタンを選択します。
ほそくトレイ1 ~ トレイ9を選択すると、表紙印刷ができます。
ほそくPI1、PI2、またはPBを選択すると、表紙印刷はできません。
ほそく中綴じ機 SD-513を装着して、表紙の用紙にくるみ製本機の表紙トレイ以外を選択したとき、表紙に中とじ機のクリースと両端断裁の機能が使えます。詳しくは、用紙に折り筋(クリース)をつける、用紙を両端断裁するをごらんください。
用紙設定変更を押します。
用紙設定画面が表示されます。
ほそく手順10で選択したトレイに最初から表紙用紙の設定をしている場合は、ここで用紙設定をする必要はありません。手順13に進みます。
ほそく機械状態画面やコピー画面で表紙用紙の用紙設定を変更できます。その場合は、手順4の後で、用紙設定を進めてください。
表紙用紙をセットしたトレイの用紙設定をします。
ほそく用紙設定画面での表紙用紙の設定について詳しくは、給紙トレイの用紙を設定するをごらんください。
閉じるを押します。
表紙トレイ画面に戻ります。
OKを押します。
くるみ製本画面に戻ります。
表紙印刷の設定をします。
表紙を印刷する場合は、表紙印刷右のありを選択します。
ほそく表紙印刷右のありの選択は、手順10でトレイ1 ~ トレイ9を表紙トレイに選択したときに行います。
ほそく表紙印刷右のありを選択したとき、表紙印刷面右の片面、ウラ側も印刷するときは両面を選択します。
ほそく原稿枚数が偶数枚、奇数枚で表紙印刷の状態がかわります。それぞれの設定をしたときの製本の仕上りについて詳しくは、くるみ製本の仕上りイメージをごらんください。
ほそくクリーサーユニット CR-101やトリマーユニット TU-503を実装した中綴じ機 SD-513を装着している場合は、画面左下に前頁次頁が表示されます。表紙断裁は、次頁を押したときに表示される(1)表紙小口断裁と(2)表紙両端断裁で設定します。詳しくは、手順7~手順10をごらんください。
表紙断裁を設定します。
表紙断裁右のありまたはなしを選択します。
ほそく機械が計算した切り量が5 mm ~ 40 mmの範囲にない場合、不適切ということを示すメッセージが表示されます。表紙を調整してください。
ほそく機械が計算した切り量が10 mm以上の場合、表紙断裁の設定にかかわらず、機械は自動的に断裁します。
とじ方向を選択します。
とじ方向右の左とじまたは右とじを選択します。
背表紙幅を設定します。
背表紙幅(1~30mm)右の設定変更を押して、背表紙幅画面を表示します。
画面のテンキーやダウン、アップまたは操作パネルのテンキーを押して、目的の数値を入力します。
ほそく背表紙幅の設定値は、表紙印刷ありの場合に有効になります。
OKを押します。
表紙先端位置、表紙断裁切り量、表紙画像シフト量を微調整します。
表紙微調整表示右の設定変更を押して、表紙微調整画面を表示します。
ほそく表紙先端位置を微調整するときは、表紙先端位置調整を押します。画面のテンキーやダウン、アップまたは操作パネルのテンキーを押して任意の数値を入力してから、+/-を押して、調整値の+-を選択します。
ほそく断裁切り量を微調整するときは、表紙断裁切り量調整を押します。画面のテンキーやダウン、アップまたは操作パネルのテンキーを押して任意の数値を入力してから、+/-を押して、調整値の+-を選択します。
ほそく表紙の画像シフト量を微調整するときは、表紙画像シフト量調整を押します。オモテまたはウラを押して、調整する印刷面、上下または左右を押して、調整方向を選択します。画面のテンキーやダウン、アップまたは操作パネルのテンキーを押して任意の数値を入力したら、+/-を押して、調整値の+-を選択します。
OKを押します。
くるみ製本画面に戻ります。
くるみ製本に関する設定が表示されています。設定を確認します。
OKを2回押して、コピー画面を表示します。
コピー画面の出力設定下には、くるみ製本のアイコンが表示されます。
必要に応じて、任意のコピー条件を設定します。
両面コピーするときは、片面->両面または両面->両面を選択します。
ほそく原稿枚数がADFの最大積載枚数を超える場合は、連続読込みモードを選択します。
設定部数を操作パネルのテンキーで入力します。
初めから複数部数を製本しないで、1部出力することをおすすめします。
1部出力をすると、くるみ製本画面に本身の厚さを表示します。
設定した背表紙幅と異なる場合は、背表紙幅を再度設定してください。
操作パネルのスタートを押します。
ほそくくるみ製本機ヒーターがウォームアップの状態のとき、くるみ製本機 PB-503は動作しません。ウォームアップが完了すると、自動的に動作します。
機械動作中、くるみ製本機前扉を開かないでください。動作が停止して、紙づまりを起こします。