代替色(CMYKをCMYKに置き換える)

概要

Color Centroを使って、代替色を新規に登録します。印刷時にプリンタードライバーの設定代替色を有効にすると、代替色を適用して印刷できます。

ここでは、置換え元(オリジナル)のCMYK色に対して次のような代替色を登録し、置換えて印刷する方法を紹介します。

・置換え元(オリジナル):C=100/M=95/Y=0/K=30

・代替色:M=100/Y=100(赤)

参考

代替色の意味と目的

イメージコントローラーでは、特定のRGB色/CMYK色を、特定のCMYK色(代替色)に置換えて印刷できます。置換え元の色と代替色は、代替色テーブルで定義します。

Color Centroを使うことで、この代替色の新規作成・登録、および編集ができます。

代替色は、主にイラストやテキストの色などを変えたいときに使います。

推奨実施タイミング

  • 原稿中の特定のCMYK色(置換え元の色)を別のCMYK色(代替色)に置換えたいとき

想定環境

OS

Windows 7

アプリケーション

Color Centro 2.1/Adobe Acrobat Reader DC

イメージコントローラー

イメージコントローラー IC-605

プリンタードライバー

PS Plug-inドライバー

※画面例は、お使いの環境、およびアプリケーションのバージョンやリビジョンなどによって、実際の表示と異なることがあります。

作業フロー

Color Centroで代替色を登録する

プリンタードライバーで代替色を適用して印刷する

注意事項

  • 置換え元(オリジナル)の色は、すべて指定した代替色に置換わります。色を置換えずに出力したいテキスト/グラフィック/イメージ中に、指定した置換え元の色が含まれていないかどうか、十分に確認してください。

  • 安定した色を再現するため、日常のキャリブレーションに加え、スクリーン変更時や用紙が異なる場合・色味が重要な場合など、必要に応じて、出力前の画質調整を実施してください。詳しくは、イメージコントローラーでの画質調整についてをごらんください。

Color Centroで代替色を登録する

Color Centroを起動して、代替色を作成・保存します。

  1. Color Centroを起動して、本機にログインします(Color Centroを起動するを参照)。

    Color Centroのトップ画面が表示されます。

  2. トップ画面で代替色管理をクリックします。

    代替色管理画面が表示されます。

  3. テーブルをクリックします。

    代替色テーブル管理画面が表示されます。

  4. テーブルを選択してから、開くをクリックします。

    代替色管理画面に代替色が表示されます。

  5. CMYKタブをクリックしたあと、新規をクリックします。

  6. 調整欄のオリジナル調整後の色を設定して、登録をクリックします。

    設定中の色は、調整欄に表示されます。オリジナルが置換え元のCMYK色を、調整後が代替色を示します。

    例:

    項目

    設定

    オリジナル

    C=100/M=95/Y=0/K=30

    調整後

    M=100/Y=100(赤)

    • ほそく影響範囲欄のを選択すると、置換え元のRGB色の範囲(あいまい/厳密)がかわります。

  7. 代替色が登録されたことを確認したら、ファイルメニューから閉じるを選択して画面を閉じます。

プリンタードライバーで代替色を適用して印刷する

登録した代替色を適用して印刷します。

  1. アプリケーションで原稿を開き、ファイルメニューから印刷をクリックします。

  2. 印刷するプリンターを選び、プロパティをクリックします。

  3. 色変換設定タブをクリックしたあと、マニュアル設定をクリックします。

    • ほそく色変換設定タブが表示されていないときは、をクリックしてタブの表示を切替えてください。

  4. オプション設定をクリックしたあと、代替色テーブルイメージコントローラーのデフォルト設定を使用を選択します。OKをクリックします。

  5. 印刷画面で印刷したい部数を入力し、印刷をクリックします。印刷後、結果を確認します。

    指定した置換え元のCMYK色が指定した代替色に変わったことを確認します。

    例:ここでは、紺から赤に変わります。