パンチ穴のヨコ位置(通紙方向)の調整

パンチ穴位置の搬送方向を調整して、出力された用紙の端とパンチ穴中央までの距離を直します。

例として、フィニッシャー FS-532に装着されているパンチキット PK-522で、パンチ穴中央までの距離を用紙の端に1.5 mm 近づける場合の調整方法を説明します。

■パンチ穴のヨコ位置調整の意味と目的

  • パンチ穴位置が用紙の端から近すぎたり、離れすぎたりするときに、数値を指定して離れる方向/近づく方向へ動かして調整します。

  • 「-」の数値:用紙の端から離れる方向へ動かします。

  • 「+」の数値:用紙の端に近づく方向へ動かします。

■推奨実施タイミング

  • パンチ穴位置が用紙の端から近すぎたり、離れすぎたりしているとき

■想定環境

イメージコントローラー

イメージコントローラー IC-604

装着フィニッシャー

パンチキット PK-522を装着したフィニッシャー FS-532

※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。

  1. パンチ穴位置のズレ a を定規などで計測します。

    • ほそくパンチ穴をあけたい位置(1)と実際のパンチ穴位置(2)との距離(= a の幅)を計ります。

  2. 本体のタッチパネルで、機械状態画面の調整を押します。

  3. 調整メニュー画面のフィニッシャー調整を押します。

  4. フィニッシャー調整平とじ機調整を押します。

  5. 平とじ機調整平とじ機(パンチ)調整を押します。

  6. 平とじ機(パンチ)調整ヨコ位置調整(通紙方向)を押します。

  7. 調整する用紙サイズを押します。調整する数値を入力したあと、セットを押します。

    例:ここでは全サイズへのオフセット(すべての用紙サイズ)を、用紙の端に近づく方向に1.5 mm 移動させます。

    項目

    設定

    全サイズへのオフセット

    用紙の端に近づく方向に1.5 mm 移動(+15)

    • 15セットの順に押すと、入力値が+15となり、パンチ穴中央の位置が用紙の端の方向に1.5 mm 移動します。

    • ほそく画面上のテンキーを押して数値を設定します。

    • ほそく+/-で数値のプラス/マイナスを選択します。

    • ほそく数値は、0.1 mm 刻みになります(1 = 0.1 mm)。

    • ほそく印刷モードへを押すと印刷モードに変わり、原稿を印刷することができます。

  8. 原稿を再出力して、パンチ穴の位置を確認します。

    ズレがなくなるまで、上記の手順を繰り返してください。