ペーパーフィーダーユニット PF-707の各トレイには、給紙先端部と側面ガイドにエアー吹出し口があります。そこから吹出すエアーによって、セットした用紙をさばいて給送をスムーズに行います。
用紙によっては、スムーズな給送が得られず、紙づまりを起こすことがあります。このような場合は、手動でエアーブローの条件を変更します。トレイのエアー吹出し確認窓を開いて、エアー風量を確認しながら、手動で調整できます。
PFUエアーブロー調整は、初期状態では表示されません。設定する場合は、サービス実施店にお問い合わせください。
トレイ3のエアー吹出し確認窓を開けないでください。トレイ3のエアーブロー調整は、トレイ3以外のトレイで手動で調整してから、その値を設定してください。
エアー吹出し確認窓を開いたとき、機械動作中に窓の中に手を入れないでください。思わぬ事故になることがあります。
エアーブローの風量を確認しながら調整したいトレイのエアー吹出し確認窓を開きます。
トレイを引出して、ネジ2本を取はずしてから、エアー吹出し確認窓を開きます。
トレイをもとの位置に戻します。
[機械状態]画面の[調整]を押して、[調整メニュー]画面を表示します。
[PFUエアーブロー調整]を押します。
調整対象のトレイを選択します。
設定方法で[自動]か[手動]を選択します。
[⾃動]を選択したときは、⽤紙サイズ、⽤紙種類、坪量によって、[先端⾵量設定]、[サイド⾵量設定]が決定されます。
[スタート]を押します。
エアー吹出しを開始します。
手順5で[⾃動]を選択したときは、風量を確認して手順9に進みます。
手順5で[手動]を選択したときは、手順7に進みます。
[先端風量設定]を調整します。
エアー吹出し確認窓から用紙の浮量を確認しながら調整します。
調整範囲:([弱く])1 ~ 9([強く])
[弱く]を押すと、先端風量が弱くなり、薄紙の給送性が改善されることがあります。[強く]を押すと、先端風量が強くなり、厚紙の給送性が改善されることがあります。
[サイド風量設定]を調整します。
エアー吹出し確認窓から用紙の浮量を確認しながら調整します。
調整範囲:[OFF]、([弱く])1 ~ 9([強く])
[弱く]を押すと、サイド風量が弱くなり、薄紙の給送性が改善されることがあります。[強く]を押すと、サイド風量が強くなり、厚紙の給送性が改善されることがあります。サイド風量をOFFにするときは、[OFF]を選択します。
[ストップ]を押します。
エアー吹出しを停止します。
[印刷モードへ]を押します。
調整対象のトレイが自動的に選択されます。
操作パネルのスタートを押します。
エアー吹出し確認窓から用紙の給送性を確認します。
[印刷モード終了]を押します。
目的の結果が得られるまで、手順5 ~ 手順12を繰返します。
[閉じる]を押します。
[調整メニュー]画面に戻ります。
エアー吹出し確認窓をもとの位置に取りつけます。