表裏調整は次の流れで進めてください。
印刷面の基準位置を確認する。
印刷位置のズレを判断するためには、本体側で必要な基準位置の調整が完了している必要があります。
表裏調整を行う前に、基準位置の調整値を確認し、必要に応じて調整してください。
確認が必要な調整項目は、機械状態画面の調整 - マシン調整 - プリンター調整にある次の項目です。
ほそく先端タイミング調整→先端タイミング調整
ほそく片寄り調整→片寄り調整
ほそく通紙方向倍率調整→通紙方向倍率調整
ほそく通紙交差方向倍率調整→通紙交差方向倍率調整
オモテ面を以下の順番で調整してから、ウラ面も同じ順番で調整してください。
通紙方向倍率調整 - 通紙交差方向倍率調整 - 先端タイミング調整 - 片寄り調整
印刷面の基準位置に関する調整は、高度な調整です。実施する前に、サービス実施店にお問い合わせください。
トレイごとに表裏調整を行う。
次の5通りの方法で調整できます。(品質最適化ユニット IQ-501を装着していない機械では、自動測定調整はできません。また、ペーパーフィーダーユニット PF-711を装着していない機械では、スキャン測定調整はできません。)
ほそく自動測定調整:調整用チャートの両面を品質最適化ユニット IQ-501で読取り、自動的に表裏調整を行う方法です。から自動測定調整
ほそくスキャン測定調整:オモテ面を基準に、ウラ面の倍率と印刷位置を補正して、表裏を合わせる調整方法です。本機のスキャナー機能を使って自動的に表裏調整を行います。からスキャン測定調整
ほそく表裏差調整:オモテ面を基準に、ウラ面の倍率と印刷位置を補正して、表裏を合わせる調整方法です。から表裏差調整
ほそくチャート調整:オモテ面とウラ面の倍率と印刷位置を補正して、表裏を合わせる調整方法です。からチャート調整
ほそく倍率/イメージシフト調整:スキャン測定調整、表裏差調整またはチャート調整後に微調整を行うときや、表裏のズレの量を把握できているときの調整方法です。から倍率/イメージシフト調整
印刷時に、画像全体が回転していたり、歪んでいたりするときはスキャン測定調整または回転/Skewで回転とSkew量を調整できます。詳しくは、スキャン測定調整または回転/Skew調整をごらんください。
トレイの紙種を変えるときや、印刷画像の大きさ(倍率)と位置(イメージシフト)の精度が重要なときは、最初にオモテの倍率/イメージシフト調整かチャート調整でオモテ面の調整を行い、その後にスキャン測定調整かウラのチャート調整でウラ面の調整を行うことをおすすめします。
表裏調整画面のデフォルト画面を変更できます。詳しくは、サービス実施店にお問い合わせください。(品質最適化ユニット IQ-501を装着していない機械では、自動測定調整画面をデフォルト画面に設定することはできません。また、ペーパーフィーダーユニット PF-711を装着していない機械では、スキャン測定調整画面をデフォルト画面に設定することはできません。)