中折り位置の調整

中折り位置を調整して、表紙側の小口のズレを直します。

例として、中綴じ機 SD-506で、表紙側の小口が2 mm飛び出てしまっている場合の調整方法を説明します。

■中折り位置調整の意味と目的

  • 中折り位置がズレたときに、数値を指定して排紙上面の幅(折り位置)を調整します。

  • 「-」の数値:排紙上面を短くします。

  • 「+」の数値:排紙上面を長くします。

■推奨実施タイミング

  • 中とじの中折り位置がズレているとき

■想定環境

イメージコントローラー

イメージコントローラー IC-604

装着フィニッシャー

中綴じ機 SD-506

※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。

  1. 小口のズレaを定規などで計測します。

  2. 本体のタッチパネルで、機械状態画面の調整を押します。

  3. 調整メニュー画面のフィニッシャー調整を押します。

  4. フィニッシャー調整中とじ機調整を押します。

  5. 中とじ機調整中折り位置調整を押します。

  6. 調整する用紙サイズを押します。調整する数値を入力して、セットを押します。

    例:ここでは、A3横に対して、排紙上面(表紙側)を2 mm 短くします。

    項目

    設定

    A3

    排紙上面(表紙側)を2 mm 短くする(-20)

    • +/-20セットの順に押すと、入力値が[-20]となり、折り位置が2 mm 移動します(排紙上面のズレ幅が小さくなります)。

    • ほそく画面上のテンキーを押して数値を設定します。

    • ほそく+/-で数値のプラス/マイナスを選択します。

    • ほそく数値は、0.1 mm 刻みになります(1=0.1 mm)。

    • ほそく個別の用紙サイズを選択して数値を入力すると、個別の用紙サイズの入力値+全サイズへのオフセットの入力値が設定量になります。

    • ほそく印刷モードへを押すと印刷モードに変わり、原稿を印刷することができます。

  7. 原稿を再出力して、中折り位置のズレを確認します。

    折り位置のズレがなくなるまで、上記の手順を繰り返してください。