表紙先端位置の調整

くるみ製本で、本身に対する左表紙先端位置を調整します。
ここでの用紙サイズは、表紙に対する本身のサイズです。

例として、左表紙先端が本身に対して2 mm飛び出てしまっている場合の調整方法を説明します。

■表紙先端位置調整の意味と目的

  • くるみ製本の左表紙先端位置が本身に対してズレているときに、数値を指定して本身に対する左表紙先端位置を調整します。

  • 「-」の数値:本身に近づけます。

  • 「+」の数値:本身から遠ざけます。

■推奨実施タイミング

  • くるみ製本の左表紙先端位置が本身に対してズレているとき

■想定環境

イメージコントローラー

イメージコントローラー IC-604

装着フィニッシャー

くるみ製本機 PB-503

※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。

  1. くるみ製本の左表紙先端と本身とのズレaを定規などで計測します。

    左表紙(1)の先端位置(3)が、本身(4)に対して飛出していないか、図のaを計測します。

    • ほそく(1)左表紙/(2)右表紙/(3)左表紙先端/(4)本身

  2. 本体のタッチパネルで、機械状態画面の調整を押します。

  3. 調整メニュー画面のフィニッシャー調整を押します。

  4. フィニッシャー調整くるみ製本機調整を押します。

  5. くるみ製本機調整表紙先端位置調整を押します。

  6. 表紙をセットしているトレイ(PBトレイPBトレイ以外)を押します。

    • ほそくトレイ一覧を切替えるには、ダウン またはアップを押します。

    例:ここでは、くるみ製本機のトレイ(PBトレイ)に表紙をセットしているものとして、説明します。

  7. 調整する用紙サイズを押します。調整する数値を入力したあと、セットを押します。

    例:ここでは、本身の用紙サイズが不定形(220~379m)に対して左表紙の先端を 2 mm近づける例で説明します。

    項目

    設定

    不定形(220~379mm)

    左表紙の先端を2 mm近づける(-20)

    • +/-20セットの順に押すと、入力値が[-20]となり、表紙先端が2 mm短くなります。

    • ほそく画面上のテンキーを押して数値を設定します。

    • ほそく+/-で数値のプラス/マイナスを選択します。本身から遠ざけるにはプラスの数値を設定します。本身に近づけるにはマイナスの数値を設定します。

    • ほそく数値は、0.1 mm刻みになります(1=0.1 mm)。

    • ほそく個別の用紙サイズを選択して数値を入力すると、個別の用紙サイズの入力値+全サイズへのオフセットの入力値が設定量になります。

    • ほそく印刷モードへを押すと印刷モードに変わり、原稿を印刷することができます。

  8. 原稿をくるみ製本で再出力して、表紙先端位置のズレを確認します。

    表紙先端位置のズレがなくなるまで、上記の手順を繰り返してください。