ユーザー管理にLDAPサーバーをお使いの場合は、本機を使えるユーザーを、LDAP認証で制限できます。
ユーザー認証を導入すると、本機を使えるユーザーを制限できるだけでなく、ユーザーごとに使える機能を制限したり、本機の使用状況を管理したりなど、セキュリティーやコストを意識した、高度な使い方ができます。
LDAP認証を導入する場合は、次の手順で設定してください。
お使いの認証サーバーを本機に登録します。あわせて、本機の認証方式を変更し、登録した認証サーバーで認証するように設定します。
設定内容について詳しくは、[外部認証サーバー登録(第1サーバー)]の設定内容(手順の後に記載)をごらんください。
設定内容について詳しくは、[外部認証サーバー登録(第2サーバー)]の設定内容(手順の後に記載)をごらんください。
設定内容について詳しくは、[認証方式]の設定内容(手順の後に記載)をごらんください。
[外部認証サーバー登録(第1サーバー)]の設定内容
設定 | 説明 |
---|---|
[外部認証サーバー名称] | 認証サーバーの名前を入力します(半角32文字以内)。 |
[外部認証サーバータイプ] | [LDAP]を選びます。 |
[LDAP] | 認証サーバーとしてLDAPをお使いの場合に、サーバーの情報を登録します。
|
[検索ディレクトリーサービス] | [Active Directory]を選ぶと、認証時の検索対象をユーザーに限定できます(初期値:[その他])。認証時の検索対象をユーザーに限定すると、サーバー側で検索対象を判別する処理が発生するため、認証時間が遅くなる場合があります。この機能は、認証サーバーがActive Directoryの場合に利用できます。 |
[外部認証サーバー登録(第2サーバー)]の設定内容
設定 | 説明 |
---|---|
[第2サーバー設定] | 第2サーバーを使う場合は、オンにします(初期値:オフ)。 |
[ラウンドロビン機能] | ラウンドロビン機能を使う場合は、オンにします(初期値:オフ)。 ラウンドロビン機能を使うと、第1サーバーと第2サーバーに交互に接続することで、サーバーの負荷を分散することができます。 |
[再接続設定] | 第1サーバーに接続できないときに第2サーバーへ接続するための設定をします(初期値:[ログイン毎に接続])。ラウンドロビン機能が有効の場合は、第2サーバーに接続できないときに第1サーバーへ接続するための設定にもなります。
|
[外部認証サーバータイプ] | 認証サーバーの種類を選び、必要な情報を設定します。 設定内容について詳しくは、第1サーバーの登録内容をごらんください。 |
[認証方式]の設定内容
設定 | 説明 |
---|---|
[ユーザー認証] | 外部の認証サーバーで認証するときは、[外部サーバー認証]または[本体装置+外部サーバー認証]を選びます。 外部の認証サーバーに問題が発生した場合を考慮して、本体装置の認証機能を利用したログインができるようにしたい場合には、[本体装置+外部サーバー認証]を選びます。 |
[デフォルト認証方式] | [ユーザー認証]で[本体装置+外部サーバー認証]を選んだ場合は、優先する認証方式を選びます(初期値:[外部サーバー認証])。 |
[チケット保持時間 (Active Directory)] | 認証サーバーとしてActive Directoryをお使いの場合に、Kerberos認証チケットを保持する時間を変更します(初期値:[5]分)。 |
[上限値到達時の動作] | それぞれのユーザーには、印刷できる枚数に上限を設定できます。ここでは、上限を超えた場合の動作を選びます(初期値:[ジョブ飛越し])。
|
[外部認証サーバー設定] | サーバー認証時の動作を設定します。
|
[外部サーバーDNキャッシュ] | LDAPサーバーによる認証を高速化するために、DN(Distinguished Name)の情報を本機に保存するかどうかを選びます(初期値:[使用しない])。 [使用する]を選ぶと、LDAPサーバーでの認証が成功したときに、ユーザーのDNに関連する情報を本機に保存します。次回の認証時には、保存した情報を使ってユーザーの検索を行います。 |
お使いの環境でSSLを導入している場合は、SSLを有効にします。
Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/部門管理]-[外部サーバー設定]-[外部サーバー設定]-[編集]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
---|---|
[LDAP] | SSLで通信するための設定をします。
|