IPファクス(SIP)は、企業内ネットワークやインターネットを通じて、リアルタイムな送受信を行うファクスです。メールサーバーに蓄積する方式のインターネットファクスに比べて、遅延の少ない送受信が可能です。また、電話回線を使うファクスよりも通信コストを抑えることができます。
IPファクス(SIP)では、宛先の呼出しにSIPサーバーを利用します。SIPサーバーは、SIP対応機器の識別子(SIP-URI)とIPアドレスの関連付けを集中管理して、機器間の接続の確立を仲介します。
設定内容について詳しくは、[IP-FAX(T38)詳細設定]の設定内容(手順の後に記載)をごらんください。
設定内容について詳しくは、[SIP基本設定]の設定内容(手順の後に記載)をごらんください。
[IP-FAX(T38)詳細設定]の設定内容
設定 | 説明 |
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[ポート番号1] | 必要に応じて、ポート番号を変更します(初期値:[10000])。 使用できる回線の数だけ、ポート番号を設定します。 |
[タイムアウト時間] | 必要に応じて、通信のタイムアウト時間を変更します(初期値:[60]秒)。 |
[SIP基本設定]の設定内容
設定 | 説明 |
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[SIP設定] | 手順1で[IP-FAX(T38)機能設定]をオンにすると、連動してオンになります。 |
[ユーザーID] | 本機のSIPユーザーIDを入力します。 |
[ドメイン名] | 本機が参加するSIPドメイン名を入力します。 |
[トランスポート] | トランスポートプロトコルを選びます(初期値:[UDP])。 |
[ポート番号] | 必要に応じて、ポート番号を変更します(初期値:[5060])。 |
[キープアライブ間隔値] | セッションの更新間隔を入力します(初期値:[1800])。 |
[リクエスト再送間隔値] | パケットの再送間隔を入力します(初期値:[500])。 |
SIPサーバーに接続するための設定をします。
Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[SIP設定]-[SIPサーバー設定]で設定します。設定内容について詳しくは、[SIPサーバー設定]をごらんください。
IPv4環境で、SIPの構成情報をDHCPにより自動的に取得するための設定をします。
Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[SIP設定]-[SIP自動取得設定(IPv4)]で設定します。設定内容について詳しくは、[SIP自動取得設定(IPv4)]をごらんください。
IPv6環境で、SIPの構成情報をDHCPにより自動的に取得するための設定をします。
Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[SIP設定]-[SIP自動取得設定(IPv6)]で設定します。設定内容について詳しくは、[SIP自動取得設定(IPv6)]をごらんください。