IQ機能設定

IQ機能設定の概要

インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501で行う検品の基準や検知時の動作などを設定します。

    参照
    • インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501を装着していない機械では、IQ機能設定は表示されません。

    1. 機械状態画面の IQ機能設定を押します。

    2. 必要に応じて設定内容を変更します。

      設定項目

      説明

      定期表裏自動調整

      調整間隔で指定した枚数が印刷されたときに、定期的にチャートを出力して表裏調整を行うかどうかを選択できるようにします。

      するを選択した場合、表裏調整画面の自動測定タブで、トレイごとに定期調整ONまたはOFFに設定できます。

      調整間隔

      自動的に行う表裏調整の間隔を指定します。

      位置ズレチェック

      位置ズレのチェックを行うかどうかを選択します。

      自動画質補正坪量毎のチャート種類選択

      用紙の坪量ごとに、自動画質補正時のチャートを選択します。

      自動画質補正パッチサイズ切替え

      自動画質補正時のチャートに印字されるパッチサイズを選択します。

      自動画質補正位置ズレチェック

      位置ズレチェックを自動で行うかを選択します。ONの場合は位置ズレの規定値を入力します。

      位置ズレ/設定基準外画像検知後動作

      基準を満たさない出力紙が発生した場合の動作を設定します。

      即座に停止するか、検知数が基準を超えた場合のみ停止するかを設定できます。

      ※検知数の基準値を0に設定した場合、検知数がどれだけ増えても本機は停止しません。

      位置ズレ/設定基準外画像検知時仕切り紙挿入

      基準を満たさない出力紙が発生した場合の仕切り紙の挿入の設定をします。

      挿入する場合、仕切り紙をセットする給紙トレイを選択します。

      位置ズレ/設定基準外画像検知時自動再印刷

      基準を満たさない出力紙が発生した場合の再印刷の設定をします。再印刷を行う場合、機内の用紙は一度排出され、出力紙のページ順序の狂いは発生しません。

      設定基準外画像排紙先

      基準を満たさない出力紙の排紙先の設定をします。中継搬送ユニット RU-702パージトレイと、以降に装着されている排紙系オプションのサブトレイを組み合わせて使用できるほか、ジョブと同じトレイも選択できます。

      折り機FD-503大容量スタッカーLS-506中綴じ機SD-506サブトレイには排紙できません。また、重ね三つ折り、中とじ、中折りモードを使用中に中綴じ機SD-513サブトレイへの排紙はできません。

      中継搬送ユニットRU-702以降に排紙可能なオプションが接続されていない場合は、RU702+サブトレイのボタンはグレーアウトします。

      自動検品レポートの作成

      自動検品の結果レポートの作成の設定をします。

      基準を満たさない出力紙の自動排紙を行わない場合は、レポートを元にユーザー自身で基準外の出力紙を処理します。

      自動検品レベル設定

      自動検品の検査基準を調整します。ゆるいふつうきびしいの3レベルがあり、それぞれの検出基準を調整できます。詳しくは、自動検品レベル設定をごらんください。

      自動検品ウエイト画面

      ウエイト画面での自動検品の設定をします。ダイレクトプリントなど、印刷ジョブを一時保存せずに出力する際に、ウエイトでジョブを投入すると自動検品が設定できるようになります。

      基準画像の自動削除

      自動検品で作成する基準画像の自動削除の設定をします。基準画像メモリーの容量が不足した場合に、基準画像リスト1にある更新日時が最も古い基準画像を自動的に削除します。

      重要
      • 基準画像の自動削除のデフォルトはするです。自動的に削除しない場合はしないに設定してください。

    3. 設定内容を確定するため、OKを押します。

      機械状態画面に戻ります。

    参考

    自動検品レベル設定

    自動検品で検知する、汚れのサイズや濃度などの基準値を設定します。

    1. 基準値を設定する項目を選択します。

      • ほそくゆるいふつうおよびきびしいの各レベルを設定します。

      • ほそく画面のテンキーまたは で基準値を設定します。

      設定項目

      説明

      汚れ検知レベル

      範囲:1(大) ~ 7(小)

      汚れのサイズの基準値を設定します。基準値を超えた大きさの汚れを、画像不良として検知します。

      用紙ノイズ除去レベル

      範囲:1(強) ~ 7(弱)

      汚れの濃度の基準値を設定します。基準値を超えた濃度の汚れを、画像不良として検知します。

      画像エッジ周辺検知感度

      範囲:1(低) ~ 7(高)

      画像の端部周辺にある検査領域の感度を設定します。画像の端部周辺は、画像不良がなくても微小な画像位置ズレが発生する場合があるため、感度を高くすると頻繁に再印刷が発生する可能性があります。

      基準画像の汚れ許容レベル

      範囲:1(大) ~ 7(小)

      基準画像で発生した画像の汚れを許容する基準値を設定します。

      基準画像を作成するときに、画像不良が紛れ込む場合があります。この状態で自動検品を行うと、検査画像に「問題がない」ことを、異常として検知してしまいます。この基準値を小さくすることで、基準画像の画像不良をある程度許容し、スムーズな印刷を行うことができます。

    2. 設定内容を確定するため、OKを押します。