本身と表紙の通紙交差方向位置関係にズレがあるときに、表紙と本身のズレと湾曲を軽減して、整合幅を調整します。
ここでの用紙サイズは、表紙に対する本身のサイズです。
例として、本身が表紙より上に1 mm飛び出している場合の調整方法を説明します。
表紙昇降形成部CD整合幅の調整の意味と目的
くるみ製本の本身と表紙の通紙交差方向の位置関係がズレているときに、数値を指定して表紙と本身のズレと湾曲を軽減して、整合幅を調整します。
-の数値:湾曲を軽減します
+の数値:ズレを軽減します。
推奨実施タイミング
くるみ製本の本身と表紙の通紙交差方向の位置関係がズレているとき
想定環境
イメージコントローラー | 内蔵イメージコントローラー |
装着フィニッシャー | くるみ製本機 PB-503 |
※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。
くるみ製本の表紙と本身が通紙交差方向にズレていないか、ズレaを確認します。
本体のタッチパネルで、機械状態画面の調整を押します。
調整メニュー画面のフィニッシャー調整を押します。
フィニッシャー調整のくるみ製本機調整を押します。
くるみ製本機調整の表紙昇降形成部 CD 整合幅調整を押します。
くるみ製本機トレイを押します。調整する数値を入力したあと、セットを押します。
ここでは、くるみ製本機トレイに表紙の用紙がセットされているものとして説明します。
例:ここでは、A4に対して1 mmのズレを軽減します。
項目 | 設定 |
---|---|
くるみ製本機トレイ | 1 mmのズレを軽減する(10)
|
ほそく画面上のテンキーを押して数値を設定します。
ほそく+/-で数値のプラス/マイナスを選択します。ズレを軽減するにはプラスの数値を設定します。湾曲を軽減するにはマイナスの数値を設定します。
ほそく数値は、0.1 mm刻みになります(1=0.1 mm)。
ほそくくるみ製本機トレイ以外に表紙をセットしているときはくるみ製本機トレイ以外を押します。
ほそく印刷モードへを押すと印刷モードに変わり、原稿を印刷することができます。
原稿をくるみ製本で再出力して、表紙と本身のズレを確認します。
本身と表紙にズレがなくなるまで、上記の手順を繰返してください。