パンチ：パンチ位置の傾きの調整
レジストローラー部の用紙のたわみ（ループ量）を大きくしたり、小さくしたりすることで、パンチ位置の傾きを直します。
例として、フィニッシャー FS-532に装着されているパンチキット PK-522で、レジストローラー部の用紙のたわみを小さくして、パンチ位置の傾きを調整する方法を説明します。
■パンチ位置の傾きの調整の意味と目的
パンチ位置が傾いているときに、レジストローラー部の用紙のループ量（たわみ）の数値を指定してパンチ位置の傾きを調整します。
「－」の数値：用紙のたわみを小さくして、傾きを調整します。
「＋」の数値：用紙のたわみを大きくして、傾きを調整します。
■推奨実施タイミング
パンチ位置が傾いているとき
■想定環境
イメージコントローラー | イメージコントローラー IC-602 |
装着フィニッシャー | パンチキット PK-522を装着したフィニッシャー FS-532 |
※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。
パンチ穴をあけたい位置（1）と実際のパンチ穴位置（2）との傾きを確認します。
本体のタッチパネルで、[機械状態]画面の[調整]を押します。
[調整メニュー]画面の[フィニッシャー調整]を押します。
[フィニッシャー調整]の[平とじ機調整]を押します。
[平とじ機調整]の[平とじ機（パンチ）調整]を押します。
[平とじ機（パンチ）調整]の[レジスト調整]を押します。
調整する数値を入力して、[セット]を押します。
例：ここでは、レジストローラー部の用紙のたわみ（ループ量）を2.5 mm小さくして、パンチ穴の傾きを調整します。
項目
設定
現在値
レジストローラー部の用紙のループ量を2.5 mm小さくする（-25）
[＋／－][2][5][セット]の順に押すと、入力値が[-25]となり、レジストローラー部の用紙のたわみが2.5 mm小さくなります。
画面上のテンキーを押して数値を設定します。
[＋／－]で数値のプラス／マイナスを選択します。
数値は、0.1 mm刻みになります（1＝0.1 mm）。
[印刷モードへ]を押すと印刷モードに変わり、原稿を印刷することができます。
原稿を再出力して、パンチ位置の傾きを確認します。
傾きがなくなるまで、上記の手順を繰り返してください。ループ量を大きくしたり、小さくしたりすることで、パンチ位置の傾きを調整することができます。