Color Centroを使って、トーンカーブ(CMYK各色の入出力濃度カーブ)を調整することで、ページ全体の色調・明るさ・コントラストを調整します。
調整したトーンカーブはイメージコントローラーに登録しておき、印刷時に呼出して適用できます。
サンプルデータ(サンプルB)を使って、実際に操作しながら確認できます。
■トーンカーブの意味と目的
CMYK各色の入出力濃度カーブを操作して、明るさやコントラスト、連続階調(グラデーション)の再現などを調整します。
ユーザーの嗜好などに合わせて、写真の色合いや明るさ、メリハリを変えたいときに役立ちます。
調整したトーンカーブをイメージコントローラーに登録しておくことで、原稿に合わせて印刷時にいつでも呼出せます。
■推奨実施タイミング
明度(明るさ)を変更したいとき
コントラストを変更したいとき
写真やイラストの色味を、全体的に変更したいとき
■想定環境
OS | Windows 7 |
アプリケーション | Color Centro 2.0/Adobe Acrobat X Pro |
プリンタードライバー | PS Plug-inドライバー |
イメージコントローラー | イメージコントローラー IC-602 |
※画面例は、お使いの環境、およびアプリケーションのバージョンやリビジョンなどによって、実際の表示と異なることがあります。
■使用するサンプル
サンプルB:B_sample.pdf
付属CD-ROMの「/contents/sample/」フォルダーに格納されています。
■作業フロー
■注意事項
色の出力濃度は、1日の中でも湿度・温度などによって変動します。また、用紙の種類・厚さ・スクリーンなどによってもかわります。
安定した色を再現するため、日常のキャリブレーションに加え、スクリーン変更時や用紙が異なる場合・色味が重要な場合など、必要に応じて、出力前の画質調整を実施してください。詳しくは、出力前の画質調整をごらんください。