インターシート:表紙や挿入紙を付ける

インターシートの概要

複数枚の原稿をコピーするとき、コピーに表紙(オモテ、ウラ)や挿入紙をつけることができます。オモテ表紙、ウラ表紙、および挿入紙の設定では、原稿をコピーしてつけるか白紙でつけるかを選択します。また、表紙や挿入紙は、本文コピー用とは別のトレイから給送できます。ポストインサーターを装着していると、ポストインサーターからも給紙できます。その場合、表紙や挿入紙は白紙のままでつけることができます。

オモテ/ウラ表紙設定

オモテ表紙/ウラ表紙の設定には、下記の選択項目があります。オモテ表紙(印刷または白紙)とウラ表紙(印刷または白紙)とは、個別に設定できます。

選択項目

説明

オモテ表紙+印刷
(片面/両面)

  • 片面コピーモード(片面->片面両面->片面)では、片面原稿の1枚目または両面原稿の1ページ目を、オモテ表紙用の用紙に片面コピーします。オモテ表紙の両面コピーはできません。

  • 片面->両面では、表紙印刷の指定にかかわらず、片面原稿の1枚目および2枚目を、オモテ表紙のオモテ面/ウラ面にそれぞれコピーします。

  • 両面->両面では、両面原稿の1枚目を、オモテ表紙用の用紙に両面コピーします。オモテ表紙の片面コピーはできません。

オモテ表紙+白紙

原稿およびコピーの片面/両面にかかわらず、コピーの最初にオモテ表紙用の用紙を白紙で挿入します。

ウラ表紙+印刷
(片面/両面)

  • 片面コピーモード(片面->片面両面->片面)では、片面または両面原稿の最終ページを、ウラ表紙用の用紙に片面コピーします。ウラ表紙の両面コピーはできません。

  • 片面->両面では、表紙印刷の指定を片面にすると、片面原稿の最終ページをウラ表紙用の用紙に片面コピーします。両面にすると、原稿が偶数枚のとき、原稿の最後2ページをウラ表紙用の用紙に両面コピーします。

  • 両面->両面では、両面原稿の最後の1枚を、ウラ表紙用の用紙に両面コピーします。ウラ表紙の片面コピーはできません。

ウラ表紙+白紙

原稿およびコピーの片面/両面にかかわらず、コピーの最後にウラ表紙用の用紙を白紙で挿入します。

挿入紙の設定

挿入紙の設定では、原稿およびコピーの片面/両面設定、挿入紙の片面/両面設定によって、出力の結果が違います。

例:印刷で挿入ページを5と指定したとき

選択項目

説明

片面->片面

片面原稿の5枚目を挿入紙に片面コピーして、コピーの5枚目として挿入します。挿入紙の両面コピーはできません。

片面->両面

  • 挿入紙の印刷設定が両面の場合は、片面原稿の5枚目と6枚目とを挿入紙に両面コピーして、コピーの3枚目として挿入します。挿入ページを6と設定したときも、結果は同じです。

  • 挿入紙の印刷設定が片面の場合は、片面原稿の5枚目を挿入紙に片面コピーして、コピーの3枚目として挿入します。このとき、次のコピー(4枚目)のオモテ面には原稿の6枚目が、ウラ面には7枚目がコピーされるので、以降はコピーのオモテ/ウラで原稿ページの奇数/偶数が入替わります。

両面->両面

両面原稿の5枚目(9ページ目と10ページ目)を挿入紙に両面コピーして、コピーの5枚目として挿入します。挿入紙の片面コピーはできません。

両面->片面

両面原稿の5枚目(9ページ目と10ページ目)を、挿入紙2枚に片面コピーして、コピーの9枚目および10枚目として挿入します。挿入紙の両面コピーはできません。

例:白紙で挿入ページを5と指定したとき

選択項目

説明

片面->片面

片面原稿の5枚目を片面コピーした後に、白紙を挿入します。

片面->両面

片面原稿の5枚目と6枚目とを両面コピーした後に、白紙を挿入します。挿入ページを6と設定したときも、結果は同じです。

両面->両面

両面原稿の5枚目(9ページ目と10ページ目)を両面コピーした後に、白紙を挿入します。

両面->片面

両面原稿の5枚目(9ページ目と10ページ目)を片面コピーした後に、白紙を挿入します。コピーの奇数ページの後には挿入できません。

  • ぜんてい原稿はADFにセットします。原稿の枚数がADFの最大積載枚数を超える場合は、連続読込みを選択します。連続読込みモードを併用すれば、原稿ガラスも使用できます。

  • ぜんてい表紙、挿入紙および本文用の用紙は、別々のトレイにセットできますが、すべて同じサイズにします。(自動倍率が働きます。)

  • ぜんていオモテ表紙/ウラ表紙は、トレイ1トレイ11PI-PFU1PI-PFU3から1枚、ポストインサーターから最大40枚、それぞれまたはいっしょに給紙できます。いっしょに給紙されるときの順番は、ポストインサーターにセットされた表紙が最初(オモテ表紙)と最後(ウラ表紙)になります。

  • ぜんてい挿入紙は、オモテ/ウラ表紙とは別に、1~999ページの範囲で100種類まで設定できます。また、ポストインサーターからは、1箇所につき最大40枚挿入できます。

  1. 原稿をセットします。

  2. トレイに用紙をセットします。

    • ほそくオモテ/ウラ表紙として使用する用紙、挿入紙として使用する用紙、本文コピー用の用紙を任意のトレイにセットします。ポストインサーターを使用するときは、ポストインサーターのトレイに用紙をセットします。ここでセットする用紙は、すべて同じサイズにします。

    重要
    • 用紙をセットする前に、必ず各トレイの用紙情報を確認して、それぞれに設定されている用紙を使用してください。設定と異なる用紙をセットすると、コピーできないことやトラブルの原因になることがあります。

  3. 原稿およびコピーの片面/両面を設定します。

    • ほそくコピー画面を表示して、片面/両面下の任意のボタンを選択します。このとき選択したコピー側の片面/両面は、表紙や挿入紙の印刷面の設定に反映されます。

  4. コピー画面の応用設定を押します。

  5. 応用設定画面のインターシートを押します。

  6. 表紙をつけます。

    • ほそくオモテ表紙をつけるときはオモテ表紙設定下の設定変更を、ウラ表紙をつけるときはウラ表紙設定下の設定変更を押します。

    オモテ表紙設定画面

    ウラ表紙設定画面

    • ほそく必要に応じて、下記の項目を設定します。

    トレイ用紙

    表紙印刷

    表紙をコピーしてつけるときは表紙あり(印刷)、白紙でつけるときは表紙あり(白紙)を押します。

    印刷面

    表紙に片面コピーするときは片面、両面コピーするときは両面を押します。画面を最初に表示したときは、手順3で選択した片面/両面の、コピー側の印刷面が反映されます。表紙印刷の設定で表紙あり(白紙)を選択すると、自動的に片面が選択されます。

    ポストインサーター用紙

    ポストインサーター用紙

    ポストインサーターにセットした用紙を表紙として使用するときは、表紙ありを押して、ポストインサータートレイボタンのいずれか1つを押して選択します。ポストインサータートレイから給紙した場合、印刷はできません。

    枚数設定

    ポストインサーターにセットした表紙は、40枚まで付けることができます。枚数設定を押して、画面のテンキーで枚数を入力してから、OKを押します。

    • ほそく表紙は、給紙トレイとポストインサータートレイの両方から同時に給送できます。このときの順番は、ポストインサーターにセットされた表紙が最初(オモテ表紙)と最後(ウラ表紙)になります。

    PI用紙枚数設定画面

    • ほそくOKを押して、インターシート画面にもどります。

  7. 挿入紙をつけます。

    • ほそく挿入紙設定下の設定変更を押します。

    画面の左上では、設定ボタンの設定001が反転しています。

    • ほそく1つの設定ボタンに対して、挿入ページは複数指定できますが、印刷の有無、印刷面、および給紙トレイの設定はそれぞれ1種類しかできません。異なる設定で挿入紙を付けたい場合は、現在の設定を確定してから、次の設定ボタンで新規に設定します。

    給紙トレイ

    任意のトレイボタンを選択します。ポストインサーターにセットした用紙を使用するときは、ポストインサータートレイボタンのいずれか1つを選択します。ポストインサータートレイから給紙した場合、印刷はできません。

    挿入紙印刷

    挿入紙をコピーして付けるときは印刷、白紙で付けるときは白紙を押します。

    印刷面

    挿入紙に片面コピーするときは片面、両面コピーするときは両面を押します。画面を最初に表示したときは、手順3で選択した片面/両面の、コピー側の印刷面が反映されます。挿入紙印刷の設定で白紙を選択すると、自動的に片面が選択されます。

  8. 挿入ページを指定します。

    • ほそく挿入ページ設定を押して、挿入ページ設定画面を表示します。

    • ほそく画面のテンキーで、挿入する箇所のページ番号を入力します。複数のページを指定する場合、ページ番号の間はカンマ(,)で区切ります。範囲を指定する場合は、ページ番号の間をハイフン(-)でつなぎます。カンマやハイフンを入れて、20文字まで入力できます。

    • ほそく数値は、小さい方から順に入力しなくても、自動的にページ順にソートされます。同じページは一度しか指定できません。

    • ほそく削除を押すと、カーソルの直前の1文字を削除します。クリアを押すと、入力した内容をすべて削除します。

    • ほそく給紙トレイとしてポストインサータートレイを選択している場合は、挿入枚数を指定します。挿入枚数を押して、画面のテンキーで任意の枚数を入力します。40枚まで指定できます。

    • ほそく設定が終わったら、確定を押します。挿入紙画面にもどります。

  9. 必要に応じて、挿入紙の設定を続けます。

    画面の左上では、設定ボタンの設定002が反転しています。設定を変えて、別種の挿入紙をつけることができます。100種類まで設定できます。

    • ほそく前の設定と同じページを指定した場合、設定番号の大きい方(後から設定した方)が優先されます。

    • ほそく画面右上の設定クリアを押すと、反転している設定ボタンの内容がクリアされます。

    • ほそくすべての設定が終わったら、OKを押します。

    インターシート画面にもどります。画面には、オモテ表紙、ウラ表紙、および挿入紙設定画面で設定した情報が表示されます。

  10. 設定を完了するときは、OKを押します。

    • ほそくもとの設定に戻すときはキャンセルを押します。

    • ほそく設定した情報を残しながらインターシート機能をOFFにするときは、機能OFFを押します。

    • ほそく設定したすべての情報をクリアするときは、全設定クリアを押します。

  11. 応用設定画面のOKを押して、コピー画面にもどります。

    コピー画面の応用設定下に、インターシートのアイコンおよびショートカットキーが表示されます。

  12. 操作パネルテンキーを使って設定部数を入力します。

  13. 操作パネルスタートを押します。

    ウラ表紙をコピーして付ける場合は、原稿を一括して読込んでから出力します。

    • ほそくコピー画面に戻らないと出力できません。必ずコピー画面を表示してください。