Z折り位置の調整

Z折りの折り位置を調整します。

例として、折り2を2 mm狭くする場合の調整方法を説明します。

Z折り位置調整の意味と目的

  • Z折りの折り位置がズレているときに、折り1／折り2に対して、数値を指定して折り位置を調整します。

  • －の数値：折りの幅を狭くします。

  • ＋の数値：折りの幅を広くします。

参考

  • Z折りでは、折り1（最初の折り）と折り2（2番目の折り）の2つの折りがあります（手順1の図を参照）。各折りに対して位置を調整できます。

推奨実施タイミング

  • Z折りの折り位置がズレているとき

想定環境

イメージコントローラー

イメージコントローラー IC-605

装着フィニッシャー

折り機 FD-503

※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。

  1. 折り位置のズレcを定規などで計測します。

    図のaとbのサイズ、およびaとbの差cを確認します。

    例：ここでは、cの幅を2 mm短くするものとして説明します。

    • ほそく（1）折り1／（2）折り2

    *は排紙方向です。

  2. 本体のタッチパネルで、機械状態画面の調整を押します。

  3. 調整メニュー画面のフィニッシャー調整を押します。

  4. フィニッシャー調整のマルチ折り機調整を押します。

  5. マルチ折り機調整のマルチ折り機（折り）調整を押します。

  6. マルチ折り機（折り）調整のZ折り位置調整を押します。

  7. 調整する用紙サイズを押して、折り1／折り2を押します。調整する数値を入力して、セットを押します。

    例：A3たてつうしの折り2の幅を2 mm短くすることで、手順1で示したcの幅を狭くします。

    項目

    設定

    A3たてつうし―折り2

    折り2の幅を 2 mm短くする（-20）

    • ＋／－20セットの順に押すと、入力値が［-20］となり、折り2の幅（手順1の図中b）が2 mm狭くなります。

    • ほそく画面上のテンキーを押して数値を設定します。

    • ほそく＋／－で数値のプラス／マイナスを選択します。

    • ほそく数値は、0.1 mm 刻みになります（1＝0.1 mm）。

    • ほそく個別の用紙サイズを選択して数値を入力すると、個別の用紙サイズの入力値＋全サイズへのオフセットの入力値が設定量になります。

    • ほそく印刷モードへを押すと印刷モードに変わり、原稿を印刷することができます。

  8. 原稿をZ折りで再出力して、折り位置のズレを確認します。

    ズレがなくなるまで、上記の手順を繰返してください。