クランプ部CD整合幅の調整
クランプ部で本身内の天地側のページにズレ・ばらつき・不揃いがあるときに、本⾝内のズレと湾曲を軽減して整合幅を調整します。
ここでの用紙サイズは、表紙に対する本身のサイズです。
例として、1 mmのズレがある場合の調整方法を説明します。
クランプ部CD整合幅調整の意味と目的
くるみ製本の複数部数出力時に、本身に主走査方向のズレがあるときや、冊子の天地側のページが揃っていないときに、数値を指定してクランプ部で天地側を調整します。
－の数値：湾曲を軽減します。
＋の数値：ズレを軽減します。
推奨実施タイミング
くるみ製本のクランプ部で、本身内にズレ・湾曲・ばらつき・不揃いがあるとき
くるみ製本の複数部数出⼒時、冊⼦の全ページでばらつきがあるとき、冊子の天地側のページが揃っていないとき
想定環境
イメージコントローラー | イメージコントローラー IC-605 |
装着フィニッシャー | くるみ製本機 PB-503 |
※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。
注意事項
冊子の全ページでばらつきがあるとき、または、冊子の天地側のページが揃っていないときは、サブコンパイル部CD整合幅の調整で調整してください（サブコンパイル部CD整合幅の調整を参照）。
くるみ製本の本身内のズレaを確認します。
本体のタッチパネルで、機械状態画面の調整を押します。
調整メニュー画面のフィニッシャー調整を押します。
フィニッシャー調整のくるみ製本機調整を押します。
くるみ製本機調整のクランプ部 CD 整合幅調整を押します。
調整する用紙サイズを押します。調整する数値を入力したあと、セットを押します。
例：ここでは、A4よこつうしに対して1 mmのズレを軽減します。
項目
設定
A4よこつうし
1 mmのズレを軽減する（10）
10セットの順に押すと、入力値が［10］となり、1 mm分のズレを軽減します
ほそく画面上のテンキーを押して数値を設定します。
ほそく＋／－で数値のプラス／マイナスを選択します。ズレを軽減するにはプラスの数値を設定します。湾曲を軽減するにはマイナスの数値を設定します。
ほそく数値は、0.1 mm 刻みになります（1＝0.1 mm）。
ほそく個別の用紙サイズを選択して数値を入力すると、個別の用紙サイズの入力値＋全サイズへのオフセットの入力値が設定量になります。
ほそく印刷モードへを押すと印刷モードに変わり、原稿を印刷することができます。
原稿をくるみ製本で再出力して、本身内のズレを確認します。
本身内にズレがなくなるまで、上記の手順を繰返してください。