簡単セキュリティー設定でできること

外部ネットワーク(インターネット)に接続された本機からのデータや情報の漏洩を防ぐため、専門的なセキュリティーの知識がなくても、一定のセキュリティーを保つ設定をします。

下記の設定を任意に選択して、セキュリティーを保ちます。

  • 簡易IPフィルタリング
    本機のIPアドレスに従って、本機に接続するIPアドレスの範囲を制限したり、本機のIPアドレスとサブネットマスクに従って接続できるIPアドレスの範囲を制限したりします。

  • 管理者パスワード
    通常、管理者は機械の管理者認証機能をON/OFFできません。そのため、管理者認証機能がOFFになっているときは、管理者パスワードの設定ができません。
    簡単セキュリティー設定では、管理者認証機能がOFFで管理者パスワードがデフォルトから変更されていない場合、任意の管理者パスワードを設定できます。このとき、管理者認証機能は自動的にONになります。
    また、管理者パスワードをデフォルトから任意のパスワードに変更していても、管理者認証機能をOFFにしている場合、ほかの管理者パスワードに変更して管理者認証機能をONにできます。
    管理者認証機能がONのときは、設定メニュー - 簡単セキュリティー設定のほか、設定メニュー - 管理者設定 - セキュリティー設定でも管理者パスワードを変更できます。

  • パスワード規約設定
    パスワードの規約を通常より厳格にすることで、規約に準じたパスワードだけが機能するようにします。データを格納しているフォルダーにパスワードを設定するときや、各種パスワードの変更/登録時に、規約に準じたパスワードだけを受付けるようにします。

  • Web Utilities設定
    確実なセキュリティー管理をしないと問題になる可能性のあるWeb Utilitiesを、使用するかどうか選択できます。

  • PSWC設定
    PageScope Web Connectionも、確実なセキュリティー管理をしないと問題になる可能性があるため、使用するかどうかを選択できます。

  • セキュリティー警告表示設定
    管理者パスワードがデフォルトのまま、または管理者認証機能がOFFになっている本機の電源をONにしたとき、 セキュリティー設定警告画面を表示して、管理者パスワードの変更および管理者認証機能をONにすることを促します。

参考
  • 管理者認証機能がONの場合は、簡単セキュリティー設定を選択したとき、管理者パスワードの入力が必要です。

  • 管理者認証機能がOFFの場合は、管理者パスワードを入力しなくても、簡単セキュリティー設定を設定できます。

  • 機械のセキュリティーを保つため、管理者認証機能をONにすることをお勧めします。詳しくは、サービス実施店にお問い合わせください。

参考
  • より強固なセキュリティーを設定する場合は、セキュリティー強化設定の使用をお勧めします。詳しくは、サービス実施店にお問い合わせください。