中継搬送ユニット RU-518に搭載されている濃度センサーで、γ補正用のチャートのパッチ濃度を測定してキャリブレーションを実施します。
内部のIDCセンサーによるγ補正の替わりに、印刷したチャート画像を使って補正するため、2次転写や定着、および用紙の特性を加味した補正ができます。
手動でキャリブレーションを実施する必要はありません。ただし、その場合は、本体のタッチパネルで調整 - 画質調整 - 出力紙濃度調整 - 基本設定の順に押してから、定期調整の実行をするに設定してください。出力紙濃度調整の使用をするにしないと、定期調整の実行は選択できません。
出力紙濃度調整には、次の3つの調整があります。
出力紙濃度調整の内容 | 説明 |
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基本設定 | 出力紙濃度調整を有効にして、実施タイミングなどを設定します。
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用紙別カラーセンサー調整 | 用紙に合わせた濃度調整値を測定して登録します。
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出力紙濃度手動調整 | 出力紙濃度を手動で調整します。 |
画質調整フローと本調整の位置づけ
出力前の画質調整フローにおいて、本調整の位置づけは次のとおりです。
前もって、調整フローの1つ前の調整を済ませてから本調整を実施してください。
インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501を装着している場合も、本調整の位置づけは同じです。
画質調整フローの一連の調整を連続して実施しない場合には、ガンマ自動調整を実施後に、次の調整から再開してください。
画質調整フロー | 本調整の位置づけ | ||
1つ前の調整 | 本調整 | 次の調整 | |
スクリーン変更時調整フロー | 濃度バランス調整 | 本調整 ※:任意 | グレーバランス調整 |
日常の調整フロー:標準 | 本調整(基本設定)
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日常の調整フロー:高精度 | 最高濃度調整 | 本調整(基本設定、用紙別カラーセンサー調整(※)、出力紙濃度手動調整) ※:任意 | ― (なし) |