ある用紙に対して本機で再現できる色調を測定して、狙いの色を再現するにはどのようなCMYK値で出力すればよいかを求め、その結果を「プリンタープロファイル」として作成・定義します。
用紙によって色の再現性が大きく変動しないように、用紙種類(カラー紙や塗工紙など)ごとにプリンタープロファイルを準備して、使い分けることをおすすめします。
プリンタープロファイルを作成するには、2つの方法があります。
Color Centroを使用する。
タッチパネルを使用する。
■出力プロファイルの意味と目的
同じ条件で出力しても、使用する用紙によって結果(色味)は異なります。これは、トナーの定着性や用紙の白色度、光の反射率などが用紙によって異なるためです。
適切な出力プロファイルを使うことで、このような用紙ごとのバラツキ・影響をできるだけ小さくして、より基準に近い色で出力できます。
Color Centroで管理できるプロファイルは、次の5種類です。
RGBソースプロファイル、CMYKターゲットプロファイル、プリンタープロファイル、RGB-CMYKデバイスリンクプロファイル、CMYK-CMYKデバイスリンクプロファイル
出力頻度の高いジョブ設定については、カラーコンフィグレーションについてをごらんください。
プロファイルには、メーカーから提供されるものやインターネットからダウンロードできるものがあります。
RGB ソースプロファイル以外のプロファイルを新規で作成できます。
■推奨実施タイミング
特定の用紙の使用頻度が高いとき
使用中のプリンタープロファイルよりも、正確な色を再現したいとき
キャリブレーション、スクリーン変更時の調整フロー、日常の調整フロー:標準、および日常の調整フロー:高精度では色味が合わないとき
■作業フロー
Color Centroを使用する場合
タッチパネルを使用する場合
■関連項目
■注意事項
安定した色を再現するため、日常のキャリブレーションに加え、スクリーン変更時や用紙が異なる場合・色味が重要な場合など、必要に応じて、出力前の画質調整を実施してください。詳しくは、スクリーン変更時の調整フロー、日常の調整フロー:標準、および日常の調整フロー:高精度をごらんください。