HDDリストア/バックアップ

HDD保存ジョブや一時保存ジョブのデータ、イメージコントローラー IC-605の設定データをUSB接続の外付け記憶媒体にバックアップしたり、外付け記憶媒体にバックアップしたデータを本体HDDにリストアしたりします。

データをバックアップおよびリストアする方法は3つあります。1つ目は、本体HDDに保存したデータを一度にすべてバックアップするHDD ALLバックアップと、リストアするHDD ALLリストアです。2つ目は、特定ディレクトリのデータをバックアップするHDD BOXバックアップと、リストアするHDD BOXリストアです。3つ目は、イメージコントローラー IC-605の設定データをバックアップするコントローラーバックアップと、リストアするコントローラーリストアです。

バックアップ機能の概要

  • バックアップ実行中は、自動的に省エネルギーモードになり、バックアップ以外の機能を使用できません。省エネルギーモードになってからエラーで中断したときは、前画面に戻ることはできません。

  • バックアップ実行中にキャンセルするには、副電源スイッチをOFFにします。主電源スイッチをOFFにしないでください。

  • HDD ALLバックアップは、ジョブ履歴以外のすべての画像データを外付け記憶媒体に保存します。

  • HDD BOXバックアップは、HDD保存ジョブのうち、Publicフォルダー直下のbackupフォルダーに保存した画像データだけを外付け記憶媒体に保存します。backupフォルダーにパスワードが設定されていると、HDD BOXバックアップはできません。また、backupフォルダーにある画像データにパスワードが設定されていると、HDD BOXバックアップはできません。

  • コントローラーバックアップでは、イメージコントローラー IC-605が管理している以下のデータを外付け記憶媒体に保存します。

  • カラー設定関連データ

    デバイス設定(状態通知設定、SSL/TLS設定、自動ログアウト、プリンター設定、ネットワーク設定)

    フォント(バックアップ元の機器だけにリストアできる)

    ソフトメモリースイッチ設定

    コントローラーDIPスイッチ設定

    コントローラーパネルの各言語ファイル

    ジョブ履歴/コントローラージョブNo.

  • バックアップ完了後、副電源スイッチをOFF/ONします。

リストア機能の概要

  • リストア実行中は、自動的に省エネルギーモードになり、リストア以外の機能を使用できません。省エネルギーモードになってからエラーで中断したときは、前画面に戻ることはできません。

  • リストア実行中にキャンセルするには、副電源スイッチをOFFにします。主電源スイッチをOFFにしないでください。

  • HDD ALLリストアの場合、HDDのデータは、すべて上書き消去されます。

  • HDD ALLリストアは、バックアップ時とリストア時のHDD暗号化設定が同じ状態のときだけ実施できます。

  • HDD ALLリストアに失敗したり、途中でキャンセルしたりすると、機械が再起動します。この場合、HDDのデータはすべて消去されます。

  • 別の機械でHDD ALLバックアップしたデータを本機にリストアすることはできません。

  • リストアするHDDのbackupフォルダーにパスワードが設定されていると、HDD BOXリストアできません。

  • HDD BOXリストアに失敗したり、途中でキャンセルしたりすると、機械が再起動します。すでにリストアが完了したデータは消去されません。

  • 外付け記憶媒体にバックアップされたデータに異常があるときは、リストアを中止します。

  • リストア完了後、副電源スイッチをOFF/ONします。

バックアップとリストアの動作条件

  • バックアップ用の外付け記憶媒体が、USB接続ポートに確実に接続されていること

  • バックアップ用の外付け記憶媒体を複数接続していないこと

  • セキュリティー強化モードが設定されていないこと

バックアップ用外付け記憶媒体の条件

  • フォーマット(FAT32、またはext4)を済ませてください。

  • バックアップ容量を十分確保してください。

  • USB接続ポートはローパワーデバイスだけに対応しています。大きな電源容量を必要とする記憶媒体は、外部から電源を供給してください。

  1. バックアップ/リストア用の外付け記憶媒体をUSB接続ポートに接続します。

    • ほそく外付け記憶媒体は、必ず「バックアップ用外付け記憶媒体の条件」にあったデバイスを使用してください。

  2. 管理者設定メニュー画面を表示するの操作をして、管理者設定メニュー画面を表示します。

  3. 管理者設定メニュー画面のセキュリティー設定HDD管理設定HDDリストア/バックアップの順に押します。

    HDDリストア/バックアップメニュー画面が表示されます。

    • ほそくセキュリティー強化モードが設定されていると、HDDリストア/バックアップはグレーアウトして選択できません。

  4. HDDの全データのバックアップするときは、HDD ALLバックアップを押します。

    画面のメッセージ表示部にバックアップ対象データの全容量が表示されます。

    • ほそく画面のスタートを押して、HDDの全データのバックアップを開始します。

    • ほそくバックアップ進行中は、進捗率を表示します。

    • ほそくバックアップ対象データの容量に対し、外付け記憶媒体の容量が不足している場合、エラーのダイアログを表示します。閉じるを押してバックアップを中止します。

    • ほそくバックアップに失敗したときは、エラーを知らせるダイアログが表示されます。閉じるを押して再度バックアップをします。再度バックアップしないときは、副電源スイッチをOFF/ONします。

    • ほそく全データのバックアップが完了したら、副電源スイッチをOFF/ONします。

  5. HDDの全データのリストアする場合は、HDD ALLリストアを押します。

    • ほそくHDD ALLリストアに失敗したり、途中でキャンセルしたりすると、HDDのデータはすべて消去されるので、ご注意ください。

    画面のメッセージ表示部にリストア対象データの全容量が表示されます。

    • ほそく画面のスタートを押すと、HDDのデータがすべて上書き削除されることの同意を求めるダイアログが表示されます。はいを押すと、全データのリストアを開始します。

    • ほそくリストア進行中は、進捗率を表示します。

    • ほそくリストアに失敗した場合、エラーを知らせるダイアログが表示されます。閉じるを押して再度リストアします。再度リストアしないで副電源スイッチをOFF/ONすると、HDDのデータはすべて消去されます。

    • ほそく全データのリストアが完了したら、副電源スイッチをOFF/ONします。

  6. HDDのbackupフォルダーのデータをバックアップする場合は、HDD BOXバックアップを押します。

    画面のメッセージ表示部にバックアップ対象データの容量が表示されます。

    • ほそく画面のスタートを押して、HDDのbackupフォルダーに保存されているデータのバックアップを開始します。

    • ほそくbackupフォルダーにパスワードが設定されていると、HDD BOXバックアップはできません。また、backupフォルダーにある画像データにパスワードが設定されていると、HDD BOXバックアップはできません。

    • ほそくバックアップ進行中は、進捗率を表示します。

    • ほそくバックアップ対象データの容量に対し、外付け記憶媒体の容量が不足しているときは、エラーのダイアログを表示します。閉じるを押してバックアップを中止します。

    • ほそくバックアップに失敗したときは、エラーを知らせるダイアログが表示されます。閉じるを押して再度バックアップをします。再度バックアップしないときは、副電源スイッチをOFF/ONします。

    • ほそくデータのバックアップが完了したら、副電源スイッチをOFF/ONします。

  7. HDDのbackupフォルダーにデータをリストアするときは、HDD BOXリストアを押します。

    画面のメッセージ表示部にリストア対象データの全容量が表示されます。

    • ほそく画面のスタートを押して、HDDのbackupフォルダーにデータのリストアを開始します。

    • ほそくリストアするHDDのbackupフォルダーにパスワードが設定されていると、HDD BOXリストアはできません。

    • ほそくリストア進行中は、進捗率を表示します。

    • ほそくリストアに失敗したときは、エラーを知らせるダイアログが表示されます。閉じるを押して再度リストアします。

    • ほそくデータのリストアが完了したら、副電源スイッチをOFF/ONします。

  8. イメージコントローラー IC-605の設定データをバックアップするときは、コントローラーバックアップを押します。

    画面のメッセージ表示部にバックアップ対象データの全容量が表示されます。

    • ほそく 画面のスタートを押して、イメージコントローラー IC-605に保存されている設定データのバックアップを開始します。

    • ほそくバックアップ進行中は、進捗率を表示します。

    • ほそくバックアップの対象データに対し、外付け記憶媒体の容量が不足しているときは、エラーのダイアログを表示します。閉じるを押してバックアップを中止します。

    • ほそくバックアップに失敗したときは、エラーを知らせるダイアログが表示されます。閉じるを押して再度バックアップをします。再度バックアップをしないときは、副電源スイッチをOFF/ONします。

    • ほそくデータのバックアップが完了したら、副電源スイッチをOFF/ONします。

  9. イメージコントローラー IC-605の設定データをリストアするときは、コントローラーリストアを押します。

    画面のメッセージ表示部にリストア対象データの全容量が表示されます。

    • ほそく画面のスタートを押すと、イメージコントローラー IC-605の設定データのリストアを開始します。

    • ほそくリストア進行中は、進捗率を表示します。

    • ほそくリストアに失敗したときは、エラーを知らせるダイアログが表示されます。閉じるを押して再度リストアします。

    • ほそくデータのリストアが完了したら、副電源スイッチをOFF/ONします。