SNMPで管理する
設定の流れ
SNMP(Simple Network Management Protocol)を使ってネットワーク機器を管理している場合は、ネットワーク経由で、本機の情報の取得や監視ができます。本機は、TCP/IP環境に対応しています。
SNMPのTRAP機能を利用すると、本機に警告が発生したときに、指定したIPアドレスに通知することもできます。
SNMPを使って本機を管理する場合は、次の手順で設定してください。
SNMPの使用設定をする
SNMP(Simple Network Management Protocol)を使って、本機の情報の取得や監視をするための設定をします。
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Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[SNMP設定]で、SNMPの設定をします。
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SNMPのTRAP機能を使って本機の状態を通知する場合は、Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[メンテナンス]-[状態通知設定]-[IPアドレス]-[編集]で、通知の設定をします。
[SNMP設定]の設定内容
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| SNMPを有効にする場合は、オンにします(初期値:オン)。 [SNMP v1/v2c(IP)]:SNMP v1またはSNMP v2を使う場合は、オンにします(初期値:オン)。 [SNMP v3(IP)]:SNMP v3を使う場合は、オンにします(初期値:オン)。
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| 必要に応じて、UDPポート番号を変更します(初期値:[161])。 |
| SNMP v1/v2cに関する設定をします。 [Read Community Name]:読取り専用のコミュニティー名を入力します(スペース ¥ ' " #を除く半角1文字以上、15文字以内)(初期値:[public])。 [Write Community Name]:読み書きを許可する場合は、オンにします(初期値:オン)。また、読み書き可能なコミュニティー名を入力します(スペース ¥ ' " #を除く半角1文字以上、15文字以内)(初期値:[private])。
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| SNMP v3に関する設定をします。 [Context Name]:コンテキスト名を入力します(スペース ¥ ' " #を除く半角63文字以内)。 [Discovery User Name]:検出用ユーザーを許可する場合は、オンにします(初期値:オン)。また、検出用ユーザー名を入力します(スペース ¥ ' " #を除く半角1文字以上、32文字以内)(初期値:[public])。 [Read User Name]:読取り専用のユーザー名を入力します(スペース ¥ ' " #を除く半角32文字以内)(初期値:[initial])。 [Security Level]:読み書き可能ユーザーの、セキュリティーレベルを選びます(初期値:[auth-password/priv-password])。 [auth-password]:[Security Level]で[auth-password]または[auth-password/priv-password]を選んだ場合は、読取り専用ユーザーの、認証パスワードを入力します(スペース \ ' " #を除く半角8文字以上、32文字以内)。 [priv-password]:[Security Level]で[auth-password/priv-password]を選んだ場合は、読取り専用ユーザーの、プライバシ(暗号)に使うパスワードを入力します(スペース \ ' " #を除く半角8文字以上、32文字以内)。 [Write User Name]:読み書き可能ユーザーのユーザー名を入力します(半角32文字以内)(初期値:[restrict])。 [Security Level]:読み書き可能ユーザーの、セキュリティーレベルを選びます(初期値:[auth-password/priv-password])。 [auth-password]:[Security Level]で[auth-password]または[auth-password/priv-password]を選んだ場合は、読み書き可能ユーザーの、認証パスワードを入力します(スペース \ ' " #を除く半角8文字以上、32文字以内)(初期値:本機のMACアドレス(コロンを除く、アルファベットはすべて大文字))。 [priv-password]:[Security Level]で[auth-password/priv-password]を選んだ場合は、読み書き可能ユーザーの、プライバシ(暗号)に使うパスワードを入力します(スペース \ ' " #を除く半角8文字以上、32文字以内)(初期値:本機のMACアドレス(コロンを除く、アルファベットはすべて大文字))。 [暗号化アルゴリズム]:暗号化アルゴリズムを選びます(初期値:[DES])。 [認証方式]:認証アルゴリズムを選びます(初期値:[SHA-256])。
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| SNMPのTRAP機能に関する設定をします。 [許可設定]:SNMPのTRAP機能を使った本機の状態の通知を許可する場合は、オンにします(初期値:オン)。 [認証失敗時のTRAP送信]:認証失敗時にTRAP送信を行う場合は、オンにします(初期値:オフ)。
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| 本機の情報を入力します。 [装置名称]:本機の名前(MIBのsysName)を入力します(半角255文字以内)。 [設置場所]:本機の設定場所(MIBのsysLocation)を入力します(半角255文字以内)。 [管理者名]:管理者の名前(MIBのsysContact)を入力します(半角255文字以内)。
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[状態通知設定]の設定内容
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| 通知先のアドレスを入力します(半角253文字以内)。次のいずれかのフォーマットで入力します。 ホスト名の入力例:「host.example.com」 IPアドレス(IPv4)の入力例:「192.168.1.1」 IPアドレス(IPv6)の入力例:「fe80::220:6b.:fe10:2f16」 |
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| コミュニティー名を入力します(半角15文字以内)(初期値:[public])。 |
| 自動通知する項目を選びます。通知したい項目にチェックをつけます。 |
- [警告]の項目には、チェックをつけておくと本機のセキュリティーリスクの把握、低減に役立つものがあります。詳しくは、[状態通知設定]をごらんください。