本機には、ネットワーク経由でジョブを受信したり、USBメモリーからデータを取込んだりするなど、外部とデータをやり取りする様々な機能があります。これらのデータにまぎれてウイルスが本機に侵入すると、本機に格納されているデータが盗み見や改ざんの危険にさらされることになります。また、ウイルスを使って本機の制御を乗っ取ることにより、ネットワークを介してほかの機器が攻撃される危険性もあります。
本機は、外部と送受信するデータや、本機に保存されているデータにまぎれこんだウイルスを検知する機能を備えています。ウイルスの特徴が定義されたパターンファイルに対して、データを照合することで、ウイルスを検知します。ウイルスが検知された場合は、ジョブの破棄や、警告を表示するなどの処置を行います。また、検知した内容をログに記録します。
ウイルススキャンの方法には、以下の種類があります。
ウイルススキャン方法 | 説明 |
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リアルタイムスキャン | 本機にデータを書込むタイミング、および本機からデータを読出すタイミングで、ウイルススキャンを実行します。印刷前のスプールデータ、送信前のスキャンデータなどが対象です。 |
定時スキャン | 指定したスケジュールでウイルススキャンを実行します。ボックスに保存されているデータ、Webブラウザーのダウンロードファイルなどが対象です。 |
手動スキャン | 任意のタイミングでウイルススキャンを実行します。対象のデータは、定時スキャンと同じです。 |
以下の機能やデータが、ウイルススキャンの対象となります。
ユーザーが実施可能 | 管理者のみ実施可能 |
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