重ね三つ折りの折り位置を調整します。
例として、折り1を1 mm 短くする場合の調整方法を説明します。
■三つ折り位置調整の意味と目的
重ね三つ折りの折り位置がズレているときに、折り1/折り2に対して、数値を指定して折り位置を調整します。
折り1の場合
「-」の数値:折りの幅を長くします。
「+」の数値:折りの幅を短くします。
折り2の場合
「-」の数値:折りの幅を短くします。
「+」の数値:折りの幅を長くします。
折り1、折り2の両方を調整するときは、折り1から調整します。折り1の位置は用紙先端を、折り2の位置は折り1の位置をそれぞれ基準とします。手順1のb寸法は、折り1、折り2のどちらの位置を変えても変化します。
三つ折りでは、折り1(最初の折り)と折り2(2番目の折り)の2つの折りがあります(手順1の図を参照)。各折りに対して位置を調整できます。
■推奨実施タイミング
重ね三つ折りの折り位置がズレているとき
■想定環境
イメージコントローラー | 内蔵イメージコントローラー |
装着フィニッシャー | 中とじ機 SD-510+フィニッシャー FS-532 |
※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。
折り位置のズレを定規などで計測します。
図のaとbを確認します。
ここではaの幅を1 mm短くする例を説明しています。
(1)折り1/(2)折り2
*は排紙方向です。
本体のタッチパネルで、[機械状態]画面の[調整]を押します。
[調整メニュー]画面の[フィニッシャー調整]を押します。
[フィニッシャー調整]の[平とじ機調整]を押します。
[平とじ機調整]の[平とじ機(折り)調整]を押します。
[平とじ機(折り)調整]の[三つ折り調整]を押します。
[三つ折り調整]の[三つ折り位置調整]を押します。
調整する用紙サイズを押して、[折り1]/[折り2]を押します。調整する数値を入力して、[セット]を押します。
例:ここでは、[A4](横)の折り1の幅を1 mm短くします。
項目 | 設定 |
---|---|
[A4](横)―[折り1] | 折り1の幅を1 mm短くする(+10)
|
画面上のテンキーを押して数値を設定します。
[+/-]で数値のプラス/マイナスを選択します。折り1では、[+]が短く、[-]が長くなります。折り2では、[+]が長く、[-]が短くなります。
数値は、0.1 mm 刻みになります(1=0.1 mm)。
[印刷モードへ]を押すと印刷モードに変わり、原稿を印刷することができます。
原稿を三つ折りで再出力して、折り位置のズレを確認します。
ズレがなくなるまで、上記の手順を繰り返してください。