中折り位置を調整して、表紙側の小口のズレを直します。
例として、中とじ機 SD-510で、表紙側の小口が2 mm飛び出てしまっている場合の調整方法を説明します。
■中折り位置調整の意味と目的
中折り位置がズレたときに、数値を指定して排紙上面の幅(折り位置)を調整します。
「-」の数値:排紙上面を長くします。
「+」の数値:排紙上面を短くします。
■推奨実施タイミング
中とじの中折り位置がズレているとき
■想定環境
イメージコントローラー | 内蔵イメージコントローラー |
装着フィニッシャー | 中とじ機 SD-510を装着したフィニッシャー FS-532 |
※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。
小口のズレaを定規などで計測します。
本体のタッチパネルで、[機械状態]画面の[調整]を押します。
[調整メニュー]画面の[フィニッシャー調整]を押します。
[フィニッシャー調整]の[平とじ機調整]を押します。
[平とじ機調整]の[平とじ機(折り)調整]を押します。
[平とじ機(折り)調整]の[中折り折り位置調整]を押します。
調整する用紙サイズを押します。調整する数値を入力して、[セット]を押します。
例:ここでは、[A3]横に対して、排紙上面(表紙側)を2 mm 短くします。
項目 | 設定 |
---|---|
[A3]横 | 排紙上面(表紙側)を2 mm 短くする(+20)
|
画面上のテンキーを押して数値を設定します。
[+/-]で数値のプラス/マイナスを選択します。
数値は、0.1 mm 刻みになります(1=0.1 mm)。
個別の用紙サイズを選択して数値を入力すると、個別の用紙サイズの入力値+[全サイズへのオフセット]の入力値が設定量になります。
[印刷モードへ]を押すと印刷モードに変わり、原稿を印刷することができます。
原稿を再出力して、中折り位置のズレを確認します。
折り位置のズレがなくなるまで、上記の手順を繰り返してください。