[表裏調整]は次の流れで進めてください。
印刷面の基準位置を確認する。
印刷位置のズレを判断するためには、本体側で必要な基準位置の調整が完了している必要があります。
[表裏調整]を行う前に、基準位置の調整値を確認し、必要に応じて調整してください。
確認が必要な調整項目は、[機械状態]画面の[調整] - [マシン調整] - [プリンター調整]にある次の項目です。
[先端タイミング調整]→先端タイミング調整:プリンターの通紙方向画像先端位置を調整する
[片寄り調整]→片寄り調整:プリンターの通紙交差方向の画像片寄りを調整する
[通紙方向倍率調整]→通紙方向倍率調整:プリンターの通紙方向の倍率を調整する
[通紙交差方向倍率調整]→通紙交差方向倍率調整:プリンターの通紙交差方向の倍率を調整する
オモテ面を以下の順番で調整してから、ウラ面も同じ順番で調整してください。
[通紙方向倍率調整] - [通紙交差方向倍率調整] - [先端タイミング調整] - [片寄り調整]
印刷面の基準位置に関する調整は、高度な調整です。実施する前に、サービス実施店にお問い合わせください。
トレイごとに[表裏調整]を行う。
次の4通りの方法で調整できます。
[スキャン測定]調整:オモテ面を基準に、ウラ面の倍率と印刷位置を補正して、表裏を合わせる調整方法です。本機のスキャナー機能を使って自動的に表裏調整を行います。→スキャン測定調整
[表裏差]調整:オモテ面を基準に、ウラ面の倍率と印刷位置を補正して、表裏を合わせる調整方法です。→表裏差調整
[チャート調整]:オモテ面とウラ面の倍率と印刷位置を補正して、表裏を合わせる調整方法です。→ チャート調整
[倍率]/[イメージシフト]調整:[スキャン測定]調整、[表裏差]調整または[チャート調整]後に微調整を行うときや、表裏のズレの量を把握できているときの調整方法です。→倍率/イメージシフト調整
[チャート調整]または[倍率]/[イメージシフト]調整でオモテ面の倍率と印刷位置を調整してから、[スキャン測定]調整または[表裏差]調整でウラ面の倍率と印刷位置を調整すると便利です。
[スキャン測定]調整と[表裏差]調整を両方行う必要はありません。
[表裏調整]画面のデフォルト画面を変更できます。詳しくは、サービス実施店にお問い合わせください。
印刷時に、用紙曲がりやしわなどが発生するときは[スキャン測定]調整、[表裏差]調整、[チャート調整]または[倍率]/[イメージシフト]調整を行う前に、[レジストループ]量を調整してください。詳細は、レジストループの調整をごらんください。