スクリーンによって、画像などの再現性は大きく変わります。求められる画質に応じて、適切なスクリーンを選択してください。
スクリーンの意味と目的
本機では、スクリーン(網点)を使って画像を描画するため、スクリーンの種類によって画像などの表現がかわります。
現在のスクリーン(または自動選択)では再現が難しいときは、適切なスクリーンを選択することが重要です。印刷時には、スクリーン1、スクリーン2、ストキャスティックの3つのスクリーンタイプから選択できますが、各スクリーンタイプに割当てるスクリーンは、管理者が管理者設定メニューで設定できます。
ここでは、スクリーンタイプへのスクリーンの割当てと印刷時のスクリーンの選択方法を紹介します。
スクリーンには、その形状・表現方法によって、ドットスクリーン/ストキャスティックの2タイプがあります。それぞれに、ドット数や線数の異なる複数のスクリーンが用意されています。
スクリーンタイプと特長:
スクリーンタイプ | 特長 | 本機の選択グループ |
---|---|---|
ドットスクリーン | 点の集まりで描写します。一般的なオフセットプリンターで使用されているスクリーンです。 | スクリーン1、スクリーン2 |
ストキャスティック | 誤差拡散という方法で、画像を非周期的な細かな点で描画します。原稿の文字をくっきり描画するのに適しています。 | ストキャスティック |
推奨実施タイミング
現在のスクリーン(または自動選択)では再現が難しいとき
想定環境
OS | Windows 7 |
アプリケーション | Adobe Acrobat Reader DC |
イメージコントローラー | 内蔵イメージコントローラー |
プリンタードライバー | PS Plug-inドライバー |
※画面例は、お使いの環境、およびアプリケーションのバージョンやリビジョンなどによって、実際の表示と異なることがあります。
作業フロー
本体のタッチパネル、およびプリンタードライバーからスクリーンを変更できます。
注意事項
安定した濃度を再現するため、日常の調整に加え、スクリーン変更時や濃度が安定しない場合、異なる用紙を使用する場合など、必要に応じて濃度調整を実施してください。詳しくは、スクリーン変更時の調整フロー、日常の調整フロー:標準、および日常の調整フロー:高精度をごらんください。