印刷したチャートを中継搬送ユニット RU-509に取りつけられた出力紙濃度センサーでスキャンすることで、Y/M/C/K各色の最高濃度を自動調整します。
中継搬送ユニット RU-509を装着しているとき、このボタンが表示され設定できます。
本機能を有効にするには、目標になる最高濃度値(目標濃度)を、あらかじめサービスエンジニアが設定する必要があります。詳細は、サービス実施店にお問い合わせください。
目標濃度を登録するときに使用した用紙を使って、最高濃度自動調整(RU)を行ってください。登録されていない用紙を使用すると、正しく調整できません。
登録されている用紙以外で自動調整を実施したい場合は、再度、目標濃度を登録する必要があります。詳細は、サービス実施店にお問い合わせください。
最高濃度を調整した場合、通常画面に戻ると画像安定化制御が実行されます。画像安定化制御が終了したら、イメージコントローラーでのキャリブレーションを行う必要があります。
最高濃度変更後は、必ず出力紙濃度手動調整を行ってください。
最高濃度自動調整(RU)を行うと、自動調整に使用したトレイの用紙プロファイルは、目標濃度を登録したときの用紙プロファイルに切替り、調整前の用紙プロファイルに戻りません。サービスエンジニアの設定により、本調整を行った後、調整前の用紙プロファイルに自動で戻るように設定できます。詳細は、サービス実施店にお問い合わせください。
管理者設定の操作をして、[管理者設定メニュー]画面を表示します。
[管理者設定メニュー]画面の[環境設定]、[エキスパート調整]、[プロセス調整]、[最高濃度自動調整(RU)]の順に押します。
[印刷モードへ]を押します。
目標濃度を登録するときに使用した用紙をトレイにセットします。
トレイの用紙プロファイルは、目標濃度を登録したときの用紙プロファイルに自動で切替ります。
用紙をセットしたトレイを選択してから、[OK]を押します。
操作パネルのスタートを押します。
スクリーン1(Dot190推奨)を適用したチャートが出力されます。
チャートは、中継搬送ユニット RU-509の出力紙濃度センサーで測色されてから、排紙トレイに排紙されます。
すべてのチャートの出力が完了するまで、調整を途中でストップすることはできません。
調整が完了すると自動で[最高濃度自動調整]画面に戻ります。
測定結果が[調整後濃度]に表示されます。
自動調整された結果は、[現在値]に表示されます。この値は、最高濃度調整:Y/M/C/K各色の最高濃度を調整するに反映されます。
[測定履歴]を押すと、過去の測定結果(最大30件)を確認できます。
[最高濃度測定履歴]画面で[表示切替え]を押すと、表示項目を切替えられます(表示1:測定日時と各色の測定値、表示2:用紙種類と各色の測定値)。
[前画面]を押して、[プロセス調整メニュー]画面に戻ります。
トレイの用紙プロファイルは、目標濃度を登録したときの用紙プロファイルのままとなりますので、ご注意ください。