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表裏調整:縦倍・横倍の調整

オモテ面/ウラ面に上下左右のズレがあるときや、縮尺がかわってしまっているときに、印刷倍率を指定してズレを調整します。

ここでは例として、ウラ面の印字内容が上下(X―Y)方向に1%ほど伸びてしまっている場合の調整方法を説明します。

■縦倍・横倍調整の意味と目的

  • 印刷物のオモテ面/ウラ面の印刷位置がズレていたり、縮尺が違っているときに、縦横の印刷倍率を指定して印刷範囲全体を縮小・拡大します。

  • 本設定で調整できる範囲

■推奨実施タイミング

  • 印刷物のオモテ面/ウラ面の縮尺が変わってしまっているとき

  • 印刷物オモテ面/ウラ面の印刷位置がズレていて、イメージシフトの調整(表裏調整:イメージシフトの調整)でうまく調整できないとき

■想定環境

イメージコントローラー

イメージコントローラー IC-603

※画面例は、お使いの環境などによって、実際の表示と異なることがあります。

■注意事項

  1. 原稿を出力し、表裏のズレをスケールルーペなどで計測します。

    サンプルPDFの各ページには、表裏見当用の+マークが印字されています。

    例として、ウラ面の印字内容が上下(X―Y)方向に1%ほど伸びてしまっている場合の調整方法を説明します。

  2. 本体のタッチパネルで、[機械状態]画面の[用紙設定]を押します。

    [コピー]画面の[用紙設定]を押しても同じです。

  3. 用紙をセットしたトレイを選んで、[設定変更]を押します。

    例:ここでは、[トレイ1]を選択しています。

  4. [個別設定変更]画面で、[表裏調整]を押します。

  5. [オモテ][ウラ]を押して調整する面を選択します。

    例:ここでは[ウラ]面の縦倍・横倍を調整します。オモテ面の縦倍・横倍を調整するときは、[オモテ]を押します。

    • 手順2の[機械状態]画面で、[表裏調整]を押して左側でトレイを選択しても同様の操作ができます。

  6. [倍率][タテ倍][ヨコ倍]を押して、数値を入力します。設定が終わったら、[OK]を押します。

    例:ここでは[タテ倍]で天地の倍率を調整します。左右の倍率を調整するときは、[ヨコ倍]を押します。

    項目

    設定

    [タテ倍]

    1%縮小(-100)

    • [タテ倍][+/-][1][0][0]の順に押すと、入力値が[-1.00%]となり、ウラ面の印字内容が1%縮小されます。

    設定後、[OK]を押します。

    • 画面上のテンキーを押して数値を設定します。

    • [+/-]で数値のプラス/マイナスを選択します。

    • 数値は、0.01%刻みになります(1=0.01%)。

    • []または[]を押すと、数値が1つずつ増減します。

  7. 原稿を再出力して、印刷位置のズレを確認します。

    図のように、表裏位置のズレがなくなるまで、上記の手順を繰り返してください。