本機は、ネットワークスキャナーの機能を持っています。
スキャンデータを、E-mailに添付ファイルとして送信、FTPサーバーやSMBサーバー、WebDAVサーバーにアップロード、HDDやUSBメモリーに保存できます。HDDに保存したスキャンデータは、TWAIN対応アプリケーションおよびHDD TWAINドライバーを利用して、ネットワークにつながれたコンピューターに取込むことができます。
また、ネットワークのコンピューターから、Webサービス機能を使用してスキャン指示を行うことで、コンピューターにスキャンデータを送信できます。
本機をネットワークスキャナーとして使用するには、ネットワークに接続する必要があります。
詳細は、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
セキュリティー強化モードがONの場合は、TWAIN対応アプリケーションおよびHDD TWAINドライバーを使用してジョブを取得できません。詳細は、管理者にお問い合わせください。
スキャンデータは次のファイル形式で送信されます。
PDF、PDF/A-1a*、PDF/A-1b*
コンパクトPDF、コンパクトPDF/A-1a*、コンパクトPDF/A-1b*
TIFF
XPS
JPEG
また、読込み時に[原稿設定]、[画質調整]、[倍率調整]、[応用設定]、[カラー]、[カラースペース]、[読込みサイズ]、[解像度(dpi)] 、[片面/両面]、[ファイル形式]を設定します。
[スキャン]画面でスキャンデータの送り先を設定します。そして、スキャンデータの読込み設定をしてスキャンします。スキャンデータは設定した送り先に送られます。
*PDF形式でファイルを送信するときに、PDF/Aに準拠したPDFを作成できます。
PDF/Aは、文書の長期保存を目的とした、国際標準規格(ISO19005)です。作成するPDFファイルに対して、さまざまな要求事項や禁止事項を定めています。
PDF/Aには、次の2つの準拠レベルがあります。本機では、どちらの準拠レベルにも対応しています。
PDF/A-1b:どのハードウェアやソフトウェアでPDFを表示しても同じ見栄えになることや、PDFにメタデータを埋込むことなどを要求されます。また、暗号化やLZW圧縮、透明なテキストの使用などが禁止されます。
PDF/A-1a:PDF/A 1-bの要求項目に加えて、文書の論理構造を記述するタグをつけることや、PDFファイルへフォントを埋込むことが要求されます。
本機でPDF/Aに準拠したPDFを作成すると、PDFの暗号化はできません。