[用紙設定]には、用紙条件を設定する対象によって種類が2つあります。
1つは、給紙トレイに用紙条件を設定する[用紙設定]です。
もう1つは、使用する用紙に合わせて用紙条件を登録する[用紙設定]です。
ここでは、給紙トレイに用紙条件を設定する[用紙設定]を説明します。設定した用紙条件を登録する方法も説明します。
ジョブ実行中でも、そのジョブで使用していないトレイの[用紙設定]を変更できます。ただし、キーがグレーアウトしている用紙設定は変更できません。
使用する用紙に合わせて用紙条件を登録する[用紙設定]については、用紙設定:使用する用紙の条件を登録するをごらんください。
USB接続の外付け記憶媒体を使って、登録した用紙条件をインポートしたり、エクスポートしたりできます。詳細は、用紙設定:使用する用紙の条件を登録するをごらんください。
[用紙設定]は、下記の給紙トレイに設定します。
本体トレイ(トレイ1、トレイ2)
ペーパーフィーダーユニット PF-709のトレイ(トレイ3 ~ トレイ5)
大容量給紙ユニット LU-411/大容量給紙ユニットLU-412(トレイ3)
マルチ手差し給紙ユニット MB-507
フィニッシャー FS-532に装着するポストインサーター PI-502の上段トレイ/下段トレイ(PI1、PI2)
使用するトレイのための[用紙設定]は、下記の用紙条件で構成され、任意に設定します。用紙条件によっては、選択項目のキーがグレーアウトして選択できないときがあります。
変更項目 | 説明 | 選択項目 |
---|---|---|
[用紙種類] | 用紙表面のなめらかさによって5種類に分類します。 用紙種類の詳細は、用紙の種類の説明をごらんください。 | [普通紙]、[上質紙]、[書籍用紙]、[ラフ紙]、[未印字挿入紙] |
[用紙プロファイル名] | 給紙トレイに用紙条件を設定するときは、入力できません。給紙トレイに設定した用紙条件を登録するとき、用紙プロファイル名を入力します。 | 全角で25文字、半角で50文字まで名前を入力できます。 |
[用紙サイズ] | [定形サイズ]を選択すると、そのトレイにセットされている用紙の定形サイズを検知します。*1 [不定形サイズ]は、任意のサイズを入力します。事前に登録した不定形サイズを呼出して設定できます。 [インデックス紙]は、A4T、8.5 11Tから選択し、インデックス数を設定します。 はがきは、本体トレイ(トレイ1、トレイ2)*2、ペーパーフィーダーユニットPF-709(トレイ3~トレイ5)*3に設定できます。 | 検知する定形サイズは、給紙トレイによって異なります。 [不定形サイズ]: トレイ1、2の場合、タテ182 mm ~ 324 mm、ヨコ139 mm ~ 463 mm トレイ3~トレイ5(ペーパーフィーダーユニット PF-709)の場合、タテ95 mm ~ 324 mm、ヨコ139 mm ~ 463 mm トレイ3(大容量給紙ユニット LU-411)の場合、タテ250 mm ~ 314 mm、ヨコ176 mm ~ 229 mm トレイ3(大容量給紙ユニット LU-412)の場合、タテ203 mm ~ 324 mm、ヨコ195 mm ~ 483 mm マルチ手差し給紙ユニット MB-507の場合、タテ100 mm ~ 324 mm、ヨコ148 mm ~ 483 mm フィニッシャー FS-532にポストインサーター PI-502(上段)を装着した場合、タテ182 mm ~ 331 mm、ヨコ139 mm ~ 297 mm フィニッシャー FS-532にポストインサーター PI-502(下段)を装着した場合、タテ182 mm ~ 331 mm、ヨコ139 mm ~ 488 mm 最大20個までの不定形サイズを登録、呼出しできます。 [インデックス紙]: A4T、8.5 11T(インデックス数1 ~ 15) |
[坪量] | 13種類の坪量から1つ選択します。 301 - 350 g/m2の用紙をセットできるのは、ペーバーフィーダーユニットPF-709のトレイ4だけです。 用紙種類で書籍用紙、またはラフ紙を選択すると、217 g/m2以上の坪量を選択できません。 | 坪量設定: 40-49 g/m2 50-54 g/m2 55-61 g/m2 62-74 g/m2 75-80 g/m2 81-91 g/m2 92-105 g/m2 106-135 g/m2 136-162 g/m2 163-216 g/m2 217-256 g/m2 257-300 g/m2 301-350 g/m2 坪量単位切替: [g/m2]、[四六判Kg]、[菊判Kg]、[A本判kg]、[B本判kg]、[lb Bond]、[lb Index]、[lb Cover]、[lb Book]、[lb Bristol]、[lb Tag] |
[色紙] | 用紙の色を選択します。トレイに入っている用紙の色情報をわかりやすくします。[自動用紙の種類選択]でトレイに自動給紙する色紙を指定すると、それ以外の色紙を設定したトレイから自動給紙できなくなります。 | [白色]、[ブルー]、[ゴールデンロッド]、[グレー]、[グリーン]、[アイボリー]、[オレンジ]、[ピンク]、[レッド]、[イエロー]、[クリーム]、[クリアホワイト]、[その他]、[ユーザー定義色] |
[パンチ] | パンチ穴がある用紙かどうかを選択します。パンチ穴のある用紙には、[出力設定]で[パンチ]を選択してもパンチ穴をあけません。 | [パンチ穴あり]、[パンチ穴なし] |
[表裏調整] | 両面印刷時に、印刷のオモテ面とウラ面の画像位置を合わせるため、[オモテ]、[ウラ]でそれぞれ[倍率]([タテ倍]、[ヨコ倍])、[イメージシフト]([上下]、[左右])を調整します。[表裏差]、[スキャン測定]または[チャート調整]を使って調整することもできます。 用紙の種類、用紙の銘柄、保管場所の温度差により、収縮率が異なるので、表裏調整は、用紙ごとに設定することをおすすめします。 この項目で、表裏調整を行う前のレジストループ量を調整することもできます。 | タテ倍率: オモテ/ウラ -1.00 ~ +1.00 (1ステップ= 0.01%) ヨコ倍率: オモテ/ウラ -0.50 ~ +0.50 (1ステップ= 0.01%) [イメージシフト][上下]: オモテ/ウラ -10.0 mm ~ +10.0 mm(1ステップ= 0.1 mm) [イメージシフト][左右]: オモテ/ウラ -10.0 mm ~ +10.0 mm(1ステップ= 0.1 mm) [レジストループ]: オモテ/ウラ -9.9 mm ~ +9.9 mm(1ステップ= 0.1 mm) |
[エアーブロー] | 用紙に空気を吹きつけ、用紙種類によって発生する重送や紙づまりを防ぎます。エアーブローの設定は、ペーパーフィーダーユニットPF-709だけにできます。 | [自動]、[ON]、[OFF] |
[エキスパート調整] | 転写電流オフセット調整、先端/後端イレース量、定着温度調整、プロセス速度設定、先端転写設定、片寄り検知JAM、片寄り補正設定、定着PPMダウンの設定をします。 エキスパート調整の詳細は、エキスパート調整の詳細をごらんください。 | 先端1オフセット(オモテ):-128 ~ +127 先端1オフセット(ウラ):-128 ~ +127 先端2オフセット(オモテ):-128 ~ +127 先端2オフセット(ウラ):-128 ~ +127 先端3オフセット(オモテ):-128 ~ +127 先端3オフセット(ウラ):-128 ~ +127 画像オフセット(オモテ):-128 ~ +127 画像オフセット(ウラ):-128 ~ +127 先端イレース量:0 ~ +200 後端イレース量:0 ~ +200 定着温度調整:-15 ~ +15 プロセス速度調整:[デフォルト]、[高速]、[低速] 先端転写設定:[先端画像優先]、[自動]、[分離優先]、[分離レベル+1]、[分離レベル+2]、[分離レベル+3] 片寄り検知JAM:[検知する]、[検知しない] 片寄り補正設定:[ON]、[OFF] 定着PPMダウン:[ダウンあり(手動)]、[ダウンあり(自動)]、[ダウンなし] |
[カール調整] | 出力紙のカールを補正するかどうかを選択します。 | [上側に矯正]、[OFF] |
*1:大容量給紙ユニットLU-411/大容量給紙ユニットLU-412(トレイ3)を選択したとき、トレイ3にセットされている用紙サイズを選択します。セットできる用紙サイズについての詳細は、ユーザーズガイド[用紙と原稿]/[用紙について]/[使用できる用紙のサイズ]をごらんください。
*2:本体トレイ(トレイ1、トレイ2)に郵政はがきをセットするときは、はがきキットが必要です。サービス実施店にお問い合わせください。
*3:ペーパーフィーダーユニットPF-709に郵政はがきをセットするときは、小サイズガイドを使用します。詳しくは、ユーザーズガイド[用紙と原稿]/[用紙について]/[使用できる用紙のサイズ]をごらんください。
[表裏調整]について詳細は、表裏調整をごらんください。