一時保存ジョブに対して、ジョブごとにトーンカーブを調整できます。トーンカーブだけを調整してジョブを再印刷する際に便利な機能です。また、ページごとにトーンカーブを調整(ページトーンカーブ)することもできます。
この機能を使用するには、お使いのコンピューターに、Color Centro Ver. 2.0.02000以降をインストールする必要があります。
詳細は、Color Centroのトーンカーブ調整画面をごらんください。
Job Centroからトーンカーブ調整を行う場合は、サンプル選択はできません。
ここでは、一時保存ジョブのトーンカーブを調整する方法について説明します。
[Job Centro]画面で一時保存ジョブリストからトーンカーブを調整するジョブを選択します。
選択したジョブが、濃い背景色で表示されます。
ジョブリストで表示しているPDLの種類がPS、PDF、TIFFのプリントジョブはトーンカーブを調整できますが、その他の種類のプリントジョブ、PPDドライバーからのプリントジョブ、コピージョブは、トーンカーブを調整できません。
ただし、[設定メニュー] - [管理者設定] - [コントローラー設定] - [ソフトメモリースイッチ設定]でNo.28の設定を変更することにより、PPDジョブも操作できるようになります。
複数のジョブを選択したときは、トーンカーブを調整できません。
目的のジョブが表示されていないときは、検索または検索条件のクリアを行って、目的のジョブを一覧に表示します。
[トーンカーブ]をクリックします。
[トーンカーブ調整]画面が表示されます。
[オブジェクト]グループボックスで、[イメージ]もしくは[テキスト/ グラフィック]を選択すると、イメージオブジェクトに適用するトーンカーブと、テキストオブジェクトおよびグラフィックオブジェクトに適用するトーンカーブとを、それぞれ調整できます。(タグ別トーンカーブの調整)
[全て同一]を選択すると、イメージとテキスト/グラフィックの両方に同じトーンカーブが適用されます。
なお、グレーアウトされている場合は、[全て同一]が選択されています。
タグ別トーンカーブの調整は、本機の管理者設定で[タグ別調整する]が選択されている場合だけ有効です。
[タグ別調整する]設定の方法については、トーンカーブタグ別設定:タグ別にトーンカーブ調整ができるように設定するをごらんください。
ジョブを選択し、右クリックメニューから[トーンカーブ調整]を選択、[ジョブ操作]メニューから[一時保存ジョブ] - [トーンカーブ調整]を選択、もしくは[トーンカーブ]アイコンへドラッグしても、[トーンカーブ調整]画面が表示されます。
カスタムスクリーンが設定されているジョブは、トーンカーブを調整できません。その場合は、Color Centroでトーンカーブ調整を行って、ジョブに適用してください。
本機の管理者設定で、[タグ別調整しない]が設定されている場合、イメージとテキスト/グラフィックとでトーンカーブを掛け分けているジョブは、トーンカーブを調整できません。
ただし、テキスト/グラフィックのトーンカーブを[イメージと同じ]に設定した場合は、[トーンカーブ調整]画面が開いて、トーンカーブを調整できます。
トーンカーブを調整します。
選択したジョブに設定されているトーンカーブが調整の対象です。
[適用]をクリックし、調整したトーンカーブをジョブに適用します。
調整したトーンカーブは、選択しているジョブにだけ適用されます。調整したトーンカーブを、現在開いているページに適用する(ページトーンカーブ)か、ジョブ全体に適用する(ジョブトーンカーブ)かを選択します。
調整したトーンカーブをジョブに適用すると、印刷設定の[色変換設定]画面の[オプション設定]タブの[トーンカーブ]に、[ジョブトーンカーブを使用]が設定されます。
ジョブトーンカーブとして適用すると、適用済みのページトーンカーブは消去されます。
[ファイル]メニューから[閉じる]を選択し、[トーンカーブ調整]画面を閉じます。