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お使いになるための準備(管理者向け)

設定の流れ

本機を無線ネットワーク環境に接続して使うために、次の手順で設定してください。

  1. ネットワークインターフェースの構成を選択する(こちら

  2. TCP/IPを使用して無線ネットワーク環境に接続するための設定をする(こちら

  3. 本機を無線子機または無線親機として動作させるための設定をする

    • 本機を無線子機として動作させる(こちら

    • 本機を無線親機として動作させる(こちら

    • 本機をWi-Fi Directのグループオーナーとして動作させる(こちら

ネットワークインターフェース構成を設定する

本機のネットワークインターフェースの構成を設定します。

Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[ネットワークI/F構成]で、有効にするネットワークインターフェースを選びます。

  • [有線のみ]:本機を有線LAN環境のみで使用する場合に選びます。

  • [無線のみ]:本機を無線LAN環境のみで使用する場合に選びます。無線LAN環境では、本機を無線子機として動作させます。

  • [有線+無線 (子機モード)]:本機を有線LAN環境と無線LAN環境の両方で使用する場合に選びます。無線LAN環境では、本機を無線子機として動作させます。

  • [有線+無線 (親機モード)]:本機を有線LAN環境と無線LAN環境の両方で使用する場合に選びます。無線LAN環境では、本機を無線親機として動作させます。

  • [有線+無線 (Wi-Fi Direct)]:本機を有線LAN環境と無線LAN環境の両方で使用する場合に選びます。無線LAN環境では、本機をWi-Fi Directのグループオーナーとして動作させます。

TCP/IPの基本設定をする

[ネットワークI/F構成]で[有線+無線 (子機モード)]、[有線+無線 (親機モード)]、[有線+無線 (Wi-Fi Direct)]のいずれかを選んだ場合に、TCP/IPを使用して本機を無線ネットワーク環境に接続するための設定をします。

Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[TCP/IP設定1]で[無線設定]を選び、次の設定をします。

設定

説明

[IPv4]

本機にIPv4アドレスを設定します。

  • [IP確定方法]:お使いの環境に合わせて、本機のIPアドレスの設定方法を選びます(初期値:[自動設定])。手動で設定する場合は、[直接設定]を選びます。DHCPなどを使って自動で設定する場合は、[自動設定]を選びます。
    [ネットワークI/F構成]で[有線+無線(親機モード)]または[有線+無線(Wi-Fi Direct)]を選んだ場合、[自動設定]は表示されません。

  • [IPアドレス]:手動で設定する場合は、本機に用意した固定IPアドレスを入力します。

  • [サブネットマスク]:手動で設定する場合は、サブネットマスクを入力します。

[IPv6]

本機のIPv6設定を表示します。

  • [IPv6リンクローカルアドレス]:リンクローカルアドレスを表示します。リンクローカルアドレスは、本機のMACアドレスから自動的に設定されます。

  • 無線ネットワークのネットワークアドレスは、有線ネットワークのネットワークアドレスとは異なるプライベートIPアドレス等を設定してください。同じネットワークアドレス群を設定すると、本機から有線ネットワークへの送信ができなくなります。

本機を無線子機として動作させる

[ネットワークI/F構成]で、[無線のみ]または[有線+無線 (子機モード)]を選んだ場合に、本機を無線子機として動作させるための設定をします。

  1. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[無線ネットワーク設定]-[無線子機設定]で、設定方法を選びます。

    設定

    説明

    [直接入力]

    SSIDや暗号化方式など、接続に必要な設定項目をすべて直接入力する場合に選びます。

    [WPS]

    接続に必要な情報をアクセスポイントから自動的に取得する場合に選びます。アクセスポイントがWPS機能に対応している必要があります。

    無線ネットワークに接続している本機のIPアドレスを指定してWeb Connectionを利用している場合、WPSを実行すると、Web Connectionへの接続が切断されます。

  2. 手順1で選んだ設定方法に応じて、次の設定をします。

    • [直接入力]を選んだ場合

    設定

    説明

    [AP検索]

    本機の周囲にあるアクセスポイントを自動的に検索します。表示された一覧から、本機を接続するアクセスポイントを選びます。

    [SSID]

    本機が接続するアクセスポイントのSSIDを入力します(32バイト以内)。

    [認証・暗号化アルゴリズム]

    認証または暗号化に使用するアルゴリズムを選びます(初期値:[認証・暗号化なし])。

    [WEPキー]

    [認証・暗号化アルゴリズム]で[WEP]を選んだ場合に、[WEPキー]を設定します。

    • [キー入力方式]:WEPキー入力方式を選びます。

    • [WEPキー]:WEPキーを入力します。

    • [使用キー選択]:使用するWEPキーを選びます。

    [パスフレーズ入力方式]

    [認証・暗号化アルゴリズム]で[WEP]、[認証・暗号化なし]以外のアルゴリズムを選んだ場合に、パスフレーズ入力方式を選びます。

    [パスフレーズ]

    [認証・暗号化アルゴリズム]で[WEP]、[認証・暗号化なし]以外のアルゴリズムを選んだ場合に、パスフレーズを設定します。

    • [WPS]を選んだ場合

    設定

    説明

    [プッシュボタン方式]

    アクセスポイントへの接続を試みます。

    アクセスポイントでWPS設定用のボタンを押すと、SSIDやセキュリティーなど、接続に必要な設定を自動的に行います。

    一部アクセスポイントに対して、WPSのプッシュボタン方式を使用した場合、接続に失敗することがあります。このような場合は、アクセスポイントのボタンを押した後、30秒程度待ってから、本機との接続を実施してください。

    [PIN方式]

    PINコードが表示されます。

    表示されたPINコードをアクセスポイントで入力すると、SSIDやセキュリティーなど、接続に必要な設定を自動的に行います。

本機を無線親機として動作させる

[ネットワークI/F構成]で[有線+無線(親機モード)]を選んだ場合に、本機を無線LANアクセスポイントとして使うための設定をします。

Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[無線ネットワーク設定]-[無線親機設定]で、次の設定をします。

設定

説明

[SSID]

本機を無線LANアクセスポイントとして使用するときのSSIDを入力します(32バイト以内)。

[認証・暗号化アルゴリズム]

認証または暗号化に使用するアルゴリズムを選びます(初期値:[認証・暗号化なし])。

[WEPキー]

[認証・暗号化アルゴリズム]で[WEP]を選んだ場合に、[WEPキー]を設定します。

  • [キー入力方式]:WEPキー入力方式を選びます。

  • [WEPキー]:WEPキーを入力します。

  • [使用キー選択]:使用するWEPキーを選びます。

[パスフレーズ]

[認証・暗号化アルゴリズム]で[WEP]、[認証・暗号化なし]以外のアルゴリズムを選んだ場合に、[パスフレーズ]を設定します。

  • [パスフレーズ入力方式]:パスフレーズ入力方式を選びます。

  • [パスフレーズ]:パスフレーズを入力します。

  • [パスフレーズ自動更新]:暗号化キーを自動更新するかどうかを設定します。
    [更新間隔]:暗号化キーの更新間隔を入力します。

[無線チャンネル]

アクセスポイントが使用する無線チャンネルを選びます(初期値:[自動])。

[自動]を選ぶと、他のアクセスポイントが使用していないチャンネルを検索して自動的に割当てます。

[無線チャンネル設定]

無線LANで使用する周波数帯とチャンネルを設定します。

  • [利用周波数帯]:無線LANで使用する周波数帯を選びます。

  • [無線チャンネル(2.4GHz)]:2.4GHz帯の無線LANで使用するチャンネルを選びます(初期値:[自動])。[自動]を選ぶと、他のアクセスポイントが使用していないチャンネルを検索して自動的に割当てます。

  • [無線チャンネル(5GHz)]:5GHz帯の無線LANで使用するチャンネルを選びます(初期値:[自動])。[自動]を選ぶと、他のアクセスポイントが使用していないチャンネルを検索して自動的に割当てます。

[ANY接続]

ANY接続を許可するかどうかを選びます(初期値:[許可])。

[禁止]を選ぶと、無線子機側でアクセスポイントのSSIDを自動検出できなくなります。

[MACアドレスフィルタリング]

アクセスポイントに接続できる無線子機をMACアドレスで制限します。

アクセスポイントに接続できる無線子機のMACアドレスを入力します。最大16台の機器のMACアドレスを登録できます。

[DHCPサーバー設定]

DHCPサーバー機能を使うための設定をします。通常は、DHCPサーバーの設定が必要です。

  • [有効設定]:DHCPサーバー機能を有効にするかしないかを選びます(初期値:[無効])。

  • [IPv4リースアドレス]:DHCPサーバーがリースするIPv4アドレスの範囲を設定します。

  • [サブネットマスク]:DHCPサーバーがリースするIPv4アドレスのサブネットマスクを入力します。

  • [リース期間]:DHCPサーバーがリースするIPv4アドレスのリース期間を入力します。

[同時接続台数設定]

アクセスポイントへの同時接続台数を入力します(初期値:[16]台)。

[電波強度設定]

アクセスポイントの電波強度を3段階から選びます(初期値:[強い])。

[接続子機表示]

アクセスポイントに接続している無線子機の名前とMACアドレスの一覧を表示します。

本機をWi-Fi Directのグループオーナーとして動作させる

[ネットワークI/F構成]で[有線+無線(Wi-Fi Direct)]を選んだ場合に、本機をWi-Fi Directのグループオーナーとして動作させるための設定をします。

Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[無線ネットワーク設定]-[無線親機設定]で、次の設定をします。

設定

説明

[SSID]

本機をWi-Fi Directのグループオーナーとして使用するときのSSIDを入力します(32バイト以内)。Wi-Fi Directに対応した端末を本機に接続する場合に利用します。

ここで設定したSSIDを指定して本機に接続できない場合は、[仮想SSID]を指定して接続してください。

[仮想SSID]

自動生成された仮想SSIDが表示されます。

Wi-Fi Directに未対応の端末を本機に接続する場合に利用します。仮想SSIDは、「DIRECT-XXXXXX」(XXXXXX はランダムな英数字とSSIDの設定値の組合せ)で表示されます。

[認証・暗号化アルゴリズム]

認証または暗号化に使用するアルゴリズムは、[WPA2-PSK(AES)]に固定されます。

[パスフレーズ]

自動生成されたパスフレーズが表示されます。

[無線チャンネル]

アクセスポイントが使用する無線チャンネルを選びます(初期値:[自動])。

[自動]を選ぶと、他のアクセスポイントが使用していないチャンネルを検索して自動的に割当てます。

[無線チャンネル設定]

無線LANで使用する周波数帯とチャンネルを設定します。

  • [利用周波数帯]:無線LANで使用する周波数帯を選びます。

  • [無線チャンネル(2.4GHz)]:2.4GHz帯の無線LANで使用するチャンネルを選びます(初期値:[自動])。[自動]を選ぶと、他のアクセスポイントが使用していないチャンネルを検索して自動的に割当てます。

  • [無線チャンネル(5GHz)]:5GHz帯の無線LANで使用するチャンネルを選びます(初期値:[自動])。[自動]を選ぶと、他のアクセスポイントが使用していないチャンネルを検索して自動的に割当てます。

[DHCPサーバー設定]

DHCPサーバー機能を使うための設定をします。通常は、DHCPサーバーの設定が必要です。

  • [有効設定]:DHCPサーバー機能を有効にするかしないかを選びます(初期値:[無効])。

  • [IPv4リースアドレス]:DHCPサーバーがリースするIPv4アドレスの範囲を設定します。

  • [サブネットマスク]:DHCPサーバーがリースするIPv4アドレスのサブネットマスクを入力します。

  • [リース期間]:DHCPサーバーがリースするIPv4アドレスのリース期間を入力します。

[同時接続台数設定]

アクセスポイントへの同時接続台数を入力します(初期値:[16]台)。

[電波強度設定]

アクセスポイントの電波強度を3段階から選びます(初期値:[強い])。

[接続子機表示]

アクセスポイントに接続している無線子機の名前とMACアドレスの一覧を表示します。

  • Wi-Fi Directを使った接続方法について詳しくは、端末の取扱説明書をごらんください。

  • [無線チャンネル]が[自動]に設定されている場合、一部のAndroid端末でWi-Fi Directによる接続ができないことがあります。その場合、[無線チャンネル]の設定を固定チャンネルに変更して再接続してください。