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IPアドレスファクスの使用環境を設定する

設定の流れ

IPアドレスファクスは、企業内ネットワークなど、限られたネットワーク内でファクスを送受信します。宛先はIPアドレスのほかに、ホスト名やメールアドレスでも送受信できます。

通信には、SMTPプロトコルを使います。本機のメールサーバー(SMTP)機能で通信するため、送信先のIPアドレスを指定して通信する場合は、サーバーが必要ありません。

IPアドレスファクスを使う場合は、次の手順で設定してください。

  • IPアドレスファクスを使うには、オプションが必要です。必要なオプションについて詳しくは、こちらをごらんください。

  • IPアドレスファクスを使うには、サービスエンジニアによる設定が必要です。詳しくは、サービス実施店にお問い合わせください。

  1. 本機のネットワーク設定をする(こちら

  2. IPアドレスファクス送受信の基本設定をする(こちら

  3. お使いの環境に合わせて設定する

    • モノクロ送信するときの圧縮形式の初期値を設定する(こちら

    • カラー送信するときの圧縮形式の初期値を設定する(こちら

IPアドレスファクス送受信の基本設定をする

IPアドレスファクス機能を使うための設定をします。

  1. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]ー[ネットワークファクス設定]-[ネットワークファクス設定]で、次の設定をします。

    設定

    説明

    [IPアドレスファクス機能設定]

    IPアドレスファクスを使う場合は、オンにします(初期値:オフ)。

  2. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[ネットワークファクス設定]-[SMTP送信設定]で、次の設定をします。

    設定

    説明

    [ポート番号]

    必要に応じて、メールサーバー(SMTP)のポート番号を変更します(初期値:[25])。

    [接続タイムアウト]

    必要に応じて、メールサーバー(SMTP)との通信のタイムアウト時間を変更します(初期値:[60秒])。

  3. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[ネットワークファクス設定]-[SMTP受信設定]で、次の設定をします。

    設定

    説明

    [SMTP受信機能]

    SMTP受信機能を使う場合は、オンにします(初期値:オフ)。

    [ポート番号]

    必要に応じて、メールサーバー(SMTP)のポート番号を変更します(初期値:[25])。

    [接続タイムアウト]

    必要に応じて、メールサーバー(SMTP)との通信のタイムアウト時間を変更します(初期値:[300]秒)。

  4. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ファクス設定]-[発信元/ファクスID登録]で、次の設定をします。

    設定

    説明

    [デフォルト]

    発信元名の初期値を選びます。

    初期値に設定した発信元名は、ファクスを送信するときに、自動的に付加されます。

    [発信元名]

    登録した発信元名を表示します。

    [編集]

    発信元名を20件まで登録できます。

    送信先に応じて、発信元名を使い分けたいときに登録します。

    • [登録No.]:登録番号を表示します。

    • [発信元名]:発信元名を入力します(半角30文字/全角15文字以内)。

    [削除]

    登録されている発信元名を削除します。

  5. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ファクス設定]-[ネットワークファクス設定]-[IPアドレスファクス動作設定]で、次の設定をします。

    設定

    説明

    [動作モード]

    お使いの環境に合わせて、IPアドレスファクスの動作モードを選びます(初期値:[モード1])。

    • [モード1]:IPアドレスファクス通信が可能な弊社機種間、およびダイレクトSMTP規格に適合した機種間で通信できます。ただし、カラー送信は、弊社専用の方式で行われるため、弊社機種でのみ受信できます。

    • [モード2]:IPアドレスファクス通信が可能な弊社機種間、およびダイレクトSMTP規格に適合した機種間で通信できます。カラー送信は、ダイレクトSMTP規格に適合した方式(Profile-Cフォーマット)で行われます。

    [カラー原稿の送信]

    [動作モード]で[モード2]を選んだ場合に、カラー送信を許可するかどうかを選びます(初期値:[許可する])。

    ダイレクトSMTP規格のカラー受信ができない機種に送信する場合に[許可しない]を選びます。