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IdP認証を導入する

設定の流れ

ネットワーク上で提供される複数のソフトウェアサービスを、1回の認証で利用できるようにする仕組みを、シングルサインオンと呼びます。クラウド環境では、認証機能を提供するIDプロバイダー(IdP)と、各種のアプリケーション機能を提供するサービスプロバイダー(SP)が連携することで、シングルサインオンを実現します。

本機では、クラウドのIdPを利用してユーザーを認証することができます。IdP認証を導入する場合は、次の手順で設定してください。

  1. IdP認証の基本設定をする(こちら

  2. IdP認証画面を有効にする(こちら

  3. ログインサービスの数を設定する(こちら

  4. お使いの環境に合わせて設定する

    • IdP認証ユーザーの認証情報を管理する(こちら

    • コンピューターから印刷するときにIdP認証を行う(こちら

  • IdP認証を使うには、MarketPlaceの利用とIWSアプリのインストールが必要です。詳しくは、サービス実施店にお問い合わせください。

IdP認証の基本設定をする

IdPを利用してユーザーを認証するための設定をします。

  1. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/部門管理]-[認証方式]で、[IdP認証設定]をオンにします。

  2. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/部門管理]-[ユーザー認証設定]-[IdP認証ユーザー設定]で、次の設定をします。

    設定

    説明

    [認証情報の一時保存]

    IdP認証によって本機にログインしたユーザーの認証情報を保存する場合は、オンにします(初期値:オフ)。

    [ユーザー情報の上書き]

    IdP認証によって本機にログインしたユーザーの認証情報を保存する場合に、保存されている認証情報が1000件に達したとき、上書きを許可するかどうかを選びます(初期値:[禁止])。

    • [許可]:本機に保存されている認証情報のうち、履歴が一番古い認証情報から上書きされていきます。

    • [禁止]:本機に保存されている認証情報は上書きされません。

IdP認証画面を有効にする

IdP認証のログイン画面を表示するための設定をします。

Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[IWS設定]-[認証画面設定]で、[認証画面設定]をオンにします。[アプリケーション一覧]から[IdP Authentication Client]を選択し、[OK]をクリックします。

ログインサービスの数を設定する

IdP認証のログイン画面に表示するログインサービスの数を設定します。

Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ネットワーク]-[IWS設定]-[アプリケーション一覧]で、[アプリケーション一覧]から[IdP Authentication Client]を選択し、[詳細]をクリックします。[アプリケーション設定]の[有効にしているIdP数]で、ログインサービスの数を入力します。

IdP認証ユーザーの認証情報を管理する

IdP認証によって本機にログインしたユーザーの認証情報を管理します。

Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/部門管理]-[ユーザー認証設定]-[IdP認証ユーザー情報]で、次の設定をします。

設定

説明

[IdP認証ユーザー情報]

IdP認証によって本機にログインしたユーザーの認証情報の一覧が表示されます。

  • [編集]:一覧で選択した認証情報に登録されているICカード情報を削除します。

  • [ユーザーをすべて削除]:本機に保存されているIdP認証ユーザーの認証情報をすべて削除します。

  • [削除]:一覧で選択した認証情報を削除します。