IPアドレスファクスは、企業内ネットワークなど、限られたネットワーク内でファクスを送受信します。宛先はIPアドレスのほかに、ホスト名やメールアドレスでも送受信できます。
通信には、SMTPプロトコルを使います。本機のメールサーバー(SMTP)機能で通信するため、送信先のIPアドレスを指定して通信する場合は、サーバーが必要ありません。
IPアドレスファクスを使う場合は、次の手順で設定してください。
IPアドレスファクスを使うには、サービスエンジニアによる設定が必要です。詳しくは、サービス実施店にお問い合わせください。
IPアドレスファクスを有効にします。あわせて、ファクスの送受信に関する設定や、本機の発信元情報、IPアドレスファクスの動作モードなどを設定します。
管理者モードの[ネットワーク]ー[ネットワークファクス設定]-[ネットワークファクス機能設定]で、[IPアドレスファクス機能設定]を[ON]に設定します(初期値:[OFF])。
管理者モードの[ネットワーク]-[ネットワークファクス設定]-[SMTP送信設定]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
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[ポート番号] | 必要に応じて、メールサーバー(SMTP)のポート番号を変更します。 通常はそのままお使いいただけます。 初期値は[25]です。 |
[接続タイムアウト] | 必要に応じて、メールサーバー(SMTP)との通信のタイムアウト時間を変更します。 初期値は[60]秒です。 |
管理者モードの[ネットワーク]-[ネットワークファクス設定]-[SMTP受信設定]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
---|---|
[SMTP受信機能] | IPアドレスファクスを使うときは、[使用する]を選びます。 初期値は[使用しない]です。 |
[ポート番号] | 必要に応じて、メールサーバー(SMTP)のポート番号を変更します。 通常はそのままお使いいただけます。 初期値は[25]です。 |
[接続タイムアウト] | 必要に応じて、メールサーバー(SMTP)との通信のタイムアウト時間を変更します。 初期値は[300]秒です。 |
管理者モードの[ファクス設定]-[発信元/ファクスID登録]で、次の設定をします。
設定 | 説明 | |
---|---|---|
[デフォルト] | 発信元名の初期値を選びます。 初期値に設定した発信元名は、ファクスを送信するときに、自動的に付加されます。 | |
[発信元名] | 登録した発信元名を表示します。 | |
[編集] | 発信元名を20件まで登録できます。 送信先に応じて、発信元名を使い分けたいときに登録します。 | |
[登録No.] | 登録番号を表示します。 | |
[発信元名] | 発信元名を入力します(半角30文字/全角15文字以内)。 | |
[削除] | 登録されている発信元名を削除します。 |
管理者モードの[ファクス設定]-[ネットワークファクス設定]-[IPアドレスファクス動作設定]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
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[動作モード] | お使いの環境に合わせて、IPアドレスファクスの動作モードを選びます。
初期値は[モード1]です。 |
[カラー原稿の送信] | [動作モード]で[モード2]を選んだ場合に、カラー送信を許可するかどうかを選びます。 ダイレクトSMTP規格のカラー受信ができない機種に送信する場合に[許可しない]を選びます。 初期値は[許可する]です。 |
必要に応じて、モノクロで送信するときの、圧縮形式の初期値を変更します。
管理者モードの[ファクス設定]-[ネットワークファクス設定]-[白黒2値圧縮方法]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
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[白黒2値圧縮方法] | モノクロで送信するときの、圧縮形式の初期値を選びます。
初期値は[MMR]です。 |
必要に応じて、フルカラーまたはグレースケールで送信するときの、圧縮形式の初期値を変更します。
管理者モードの[ファクス設定]-[ネットワークファクス設定]-[カラー/モノクロ多値圧縮方法]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
---|---|
[カラー/モノクロ多値圧縮方法] | フルカラーまたはグレースケールで送信するときの、圧縮形式の初期値を選びます。
初期値は[JPEG(カラー)]です。 |