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SMBファイル共有の設定をする

概要

SMBファイル共有は、本機をSMBサーバーとして動作させ、本機の共有ボックス内のファイルをネットワーク上で共有する機能です。

ネットワーク上の共有フォルダーを参照するのと同じように、コンピューターから装置に接続し、共有ボックス内のファイルを簡単に取出すことができます。

SMBファイル共有機能を使う場合は、次の手順で設定してください。

  1. SMBサーバーの設定をする

    • 設定のしかたは、こちらをごらんください。

  2. ファイル共有に使用する共有ボックスを作成する

    • 設定のしかたは、こちらをごらんください。

SMBサーバーの設定をする

本機をSMBサーバーとして使うための設定をします。

管理者モードの[ネットワーク]-[SMB設定]-[SMBサーバー設定]で、次の設定をします。

設定

説明

[SMBサーバー設定]

本機をSMBサーバーとして使う場合は、[使用する]を選びます。

初期値は[使用しない]です。

[SMBホスト名]

本機のSMBホスト名を、大文字で入力します(半角15文字以内、記号は- のみ先頭および末尾以外で使用可能)。

[ワークグループ]

本機が所属するワークグループ名またはドメイン名を大文字で入力します(" ¥ ; : , * < > ¦ + = ? を除く半角15文字以内)。

初期値は[WORKGROUP]です。

[SMB認証プロトコル]

本機で使うSMB認証プロトコルを選びます。

SMB 1.0を使用するネットワーク環境の場合は、[SMB1.0/SMB2.0/SMB3.0]を選びます。

初期値は[SMB1.0/SMB2.0/SMB3.0]です。

[SMB署名設定]

お使いの環境に合わせて、本機のSMB署名を有効にするかどうかを選びます。

  • [無効]:本機のSMB署名は無効になります。

  • [要求時]:クライアント側からSMB署名の要求があった場合のみ本機(サーバー)のSMB署名が有効になります。クライアント側からSMB署名の要求がない場合は、本機(サーバー)のSMB署名は無効で動作するため、クライアント側のSMB署名が無効でも接続できます。

  • [必須]:本機のSMB署名が有効になります。接続にはクライアント側もSMB署名が必要となるため、クライアント側のSMB署名が無効になっている場合は接続できません。

初期値は[要求時]です。

[SMBファイル共有]

SMBファイル共有機能を使う場合は、[使用する]を選びます。

初期値は[使用しない]です。

ファイル共有に使用する共有ボックスを作成する

共有ボックスを作成します。また、共有ボックスに保存したファイルをSMBフォルダーへ自動的に保存するための設定をします。

管理者モードの[ボックス]-[ボックス一覧]-[新規登録]で、次の設定をします。

設定

説明

[ボックスNo.]

ボックスの登録番号です。[空き番号を使う]を選ぶと、空いている小さい数字から自動的に登録されます。番号を指定したいときは、[直接入力する]を選び、1 ~ 999999999 の範囲で入力します。

[ボックス名]

ボックスの名前を入力します(半角20文字/全角10文字以内)。

登録するボックスに、わかりやすい名前をつけます。

[ボックスパスワードを使用する]

ボックスの利用をパスワードで制限する場合は、チェックをつけてから、パスワードを入力します(" を除く半角64文字以内)。

[検索文字]

ボックスを[ボックス名]でインデックス検索できるように、該当する文字を選びます。

[ボックスタイプ]

ユーザー認証や部門管理の状況により、[共有]/[個人]/[グループ]を選べます。

SMBファイル共有機能を使う場合は、[共有]を選びます。

[ボックス拡張機能]

[表示]をクリックします。

[SMBフォルダーへの文書自動登録]

SMBファイル共有機能を使う場合は、[使用する]を選びます。

初期値は[使用しない]です。

[SMB通信の暗号化]

共有ボックスに対する、クライアントとのSMB通信を暗号化するかどうかを選びます。

暗号化した場合、SMB 3.0以降のクライアントからのみアクセスできます。

初期値は[暗号化しない]です。

  • 親展受信機能とは同時に設定できません。

  • SMBファイル共有機能を使って、共有ボックスのファイルをネットワーク上で共有している場合に、共有ボックスを介してSMBフォルダーにファイルを保存した日時から、自動的に削除するまでの時間を設定できます。詳しくは、こちらをごらんください。