[カール調整]は中継搬送ユニット RU-509を装着していると表示されます。[カール調整]を押すと、[カール調整]画面が表示されます。
カール調整は、中継搬送ユニット RU-509で行います。
カール調整には、下記の2つの方法があります。
機械式:デカール部で用紙をしごき、カールを低減します。9つのカール補正強度から1つを選択します。
加湿式:加湿キット HM-102のデカール部で用紙を加湿して、印刷後の用紙水分量を調整してカールを低減します。
カール調整をトレイに設定するのではなく、カール調整を含めた用紙条件を用紙プロファイル名に登録し、用紙プロファイル名から用紙条件を読出して、トレイにカール調整を設定できます。
用紙プロファイル名に用紙条件を登録するしかたについては、用紙設定:使用する用紙の条件を登録するをごらんください。
塗工紙は、機械式カール調整が有効です。
塗工紙以外の用紙は、機械式および加湿式カール調整が有効です。
中継搬送ユニット RU-509のデカール部以外の通紙部分でも、印刷後の用紙を冷やして、熱による用紙のカールを低減します。
[機械状態]タブを押して、[機械状態]画面を表示します。
[カール調整]を押します。
[トレイ設定]下の任意のトレイボタンを押して、カール調整設定するトレイを選択します。
機械式カール調整の補正方向および補正強度を選択します。
[0]を選択すると、機械式カール調整を行い、用紙のカールがなくなるように補正します。それでもカールが残る場合は、下表のとおり補正します。
機械式カール調整をしない場合は、[OFF]を選択します。[OFF]を選択すると、出力紙のトナー汚れが抑えられます。
以下の表を参考にして、補正値のプラス/マイナスを選択してください。
カール補正方向 | 補正強度 |
---|---|
[+0.5][+1][+1.5][+2] | |
[-0.5][-1][-1.5][-2] |
[リセット]を押すと、すべてのトレイの機械式カール調整を[0]にします。
加湿式カール調整をするかしないか選択します。
加湿式カール調整をするときは[加湿設定]右の[ON]を、しないときは[OFF]を選択します。
加湿キット HM-102が装着されているときに、[リセット]を押すと、下表のようにリセットされます。
普通紙、上質紙のリセットの設定を変更したいときは、サービス実施店にお問い合わせください。
用紙種類 | 坪量 | 加湿式カール調整ON/OFF |
---|---|---|
普通紙、上質紙 | 62 g/m2~300 g/m2 | ON |
カラー用紙 塗工紙GL/ML/GO/MO | 62 g/m2~135 g/m2 | 使用不可 |
136 g/m2~300 g/m2 | OFF |
[OK]を押します。
[機械状態]画面に戻ります。