本機のプリンター機能を実現するイメージコントローラーの概要と接続環境を説明します。
ここでは、イメージコントローラー IC-602を使用する場合を想定しています。イメージコントローラーIC-308については、イメージコントローラーIC-308用のマニュアルをごらんください。
プリンターとして本機を使用するときの大まかな処理の流れは以下のとおりです。
アプリケーションから送られた印刷データは、プリンタードライバーが受取ります。
USB接続で使用するときはUSBインターフェイス、ネットワーク接続で使用するときはイーサネット(TCP/IPなど)を通じてデータがイメージコントローラーに送られ、イメージコントローラーから本機に渡されます。
イメージコントローラーでは画像のラスタライズ(出力する文字や画像をビットマップデータに展開する)処理が行われます。
このデータが本機から印刷されます。
プリンターとして機能している途中で、コピー機能やネットワークスキャン機能の原稿読取りができます。コピー機能を使用するときは、タッチパネルの[コピー]を押すと、コピーができるようになります。
コピー中に印刷ジョブを受信したときは、データが本機のメモリーに蓄積されます。コピーが終了すると自動で出力を開始します。
イメージコントローラーは、本機で印刷機能、ネットワーク印刷機能を実現するための装置です。
イメージコントローラーを内蔵している本機がプリンティングシステムとなります。このプリンティングシステムとつながっているコンピューター上のアプリケーションから印刷ができます。
1. プリンティングシステム
イメージコントローラーは、以下の機能を持っています。
コンピューター上のプリンタードライバーから送られたデータを印刷する機能
TCP/IP(IPv4/IPv6)、IPX/SPX、Bonjourなどのネットワークプロトコルをサポート
Webサービス印刷、SMB印刷(Windows印刷)、LPR印刷、IPP印刷などを利用した、ネットワーク経由による印刷機能
ネットワーク経由での、クライアントPCからの本機/イメージコントローラーの設定(Webブラウザー使用)
印刷枚数の管理(ユーザー認証、部門管理機能)