複数枚の原稿をコピーするとき、コピーに表紙(オモテ、ウラ)や挿入紙をつけることができます。オモテ表紙、ウラ表紙、および挿入紙の設定では、原稿をコピーしてつけるか白紙でつけるかを選択します。また、表紙や挿入紙は、本文コピー用とは別のトレイから給送できます。ポストインサーターPI-502を装着していると、ポストインサーターからも給紙できます。その場合、表紙や挿入紙は白紙のままでつけることができます。
オモテ表紙/ウラ表紙の設定には、下記の選択項目があります。オモテ表紙(印刷または白紙)とウラ表紙(印刷または白紙)とは、個別に設定できます。
選択項目 | 説明 |
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オモテ表紙+印刷 |
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オモテ表紙+白紙 | 原稿およびコピーの片面/両面にかかわらず、コピーの最初にオモテ表紙用の用紙を白紙で挿入します。 |
ウラ表紙+印刷 |
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ウラ表紙+白紙 | 原稿およびコピーの片面/両面にかかわらず、コピーの最後にウラ表紙用の用紙を白紙で挿入します。 |
挿入紙の設定では、原稿およびコピーの[片面/両面]設定、挿入紙の[片面/両面]設定によって、出力の結果が違います。
例:[印刷]で挿入ページを[5]と指定したとき
選択項目 | 説明 |
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[片面->片面] | 片面原稿の5枚目を挿入紙に片面コピーして、コピーの5枚目として挿入します。挿入紙の両面コピーはできません。 |
[片面->両面] |
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[両面->両面] | 両面原稿の5枚目(9ページ目と10ページ目)を挿入紙に両面コピーして、コピーの5枚目として挿入します。挿入紙の片面コピーはできません。 |
[両面->片面] | 両面原稿の5枚目(9ページ目と10ページ目)を、挿入紙2枚に片面コピーして、コピーの9枚目および10枚目として挿入します。挿入紙の両面コピーはできません。 |
例:[白紙]で挿入ページを[5]と指定したとき
選択項目 | 説明 |
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[片面->片面] | 片面原稿の5枚目を片面コピーした後に、白紙を挿入します。 |
[片面->両面] | 片面原稿の5枚目と6枚目とを両面コピーした後に、白紙を挿入します。挿入ページを[6]と設定したときも、結果は同じです。 |
[両面->両面] | 両面原稿の5枚目(9ページ目と10ページ目)を両面コピーした後に、白紙を挿入します。 |
[両面->片面] | 両面原稿の5枚目(9ページ目と10ページ目)を片面コピーした後に、白紙を挿入します。コピーの奇数ページの後には挿入できません。 |
原稿はADFにセットします。原稿の枚数が150枚を超える場合は、[連続読込み]を選択します。連続読込みモードを併用すれば、原稿ガラスも使用できます。
表紙、挿入紙および本文用の用紙は、別々のトレイにセットできますが、すべて同じサイズにします。(自動倍率が働きます。)
オモテ表紙/ウラ表紙は、トレイ1~5から1枚、ポストインサーターから最大40枚、それぞれまたはいっしょに給紙できます。いっしょに給紙されるときの順番は、ポストインサーターにセットされた表紙が最初(オモテ表紙)と最後(ウラ表紙)になります。
挿入紙は、オモテ/ウラ表紙とは別に、1~999ページの範囲で100種類まで設定できます。また、ポストインサーターからは、1箇所につき最大40枚挿入できます。
原稿をセットします。
トレイに用紙をセットします。
オモテ/ウラ表紙として使用する用紙、挿入紙として使用する用紙、本文コピー用の用紙を任意のトレイにセットします。ポストインサーターを使用するときは、ポストインサーターのトレイに用紙をセットします。ここでセットする用紙は、すべて同じサイズにします。
用紙をセットする前に、必ず各トレイの用紙情報を確認して、それぞれに設定されている用紙を使用してください。設定と異なる用紙をセットすると、コピーできないことやトラブルの原因になることがあります。
原稿およびコピーの[片面/両面]を設定します。
コピー画面を表示して、[片面/両面]下の任意のボタンを選択します。このとき選択したコピー側の[片面/両面]は、表紙や挿入紙の印刷面の設定に反映されます。
[コピー]画面の[応用設定]を押します。
[応用設定]画面の[インターシート]を押します。
表紙をつけます。
オモテ表紙をつけるときは[オモテ表紙設定]下の[設定変更]を、ウラ表紙をつけるときは[ウラ表紙設定]下の[設定変更]を押します。
[オモテ表紙設定]画面
[ウラ表紙設定]画面
必要に応じて、下記の項目を設定します。
[トレイ用紙]
表紙印刷 | 表紙をコピーしてつけるときは[表紙あり(印刷)]、白紙でつけるときは[表紙あり(白紙)]を押します。 |
印刷面 | 表紙に片面コピーするときは[片面]、両面コピーするときは[両面]を押します。画面を最初に表示したときは、手順3で選択した[片面/両面]の、コピー側の印刷面が反映されます。表紙印刷の設定で[表紙あり(白紙)]を選択すると、自動的に[片面]が選択されます。 |
[ポストインサーター用紙]
ポストインサーター用紙 | ポストインサーターにセットした用紙を表紙として使用するときは、[表紙あり]を押して、ポストインサータートレイボタンのいずれか1つを押して選択します。ポストインサータートレイから給紙した場合、印刷はできません。 |
枚数設定 | ポストインサーターにセットした表紙は、40枚まで付けることができます。[枚数設定]を押して、画面のテンキーで枚数を入力してから、[OK]を押します。 |
表紙は、給紙トレイとポストインサータートレイの両方から同時に給送できます。このときの順番は、ポストインサーターにセットされた表紙が最初(オモテ表紙)と最後(ウラ表紙)になります。
[PI用紙枚数設定]画面
[OK]を押して、[インターシート]画面にもどります。
挿入紙をつけます。
[挿入紙設定]下の[設定変更]を押します。
画面の左上では、設定ボタンの[設定001]が反転しています。
1つの設定ボタンに対して、挿入ページは複数指定できますが、印刷の有無、印刷面、および給紙トレイの設定はそれぞれ1種類しかできません。異なる設定で挿入紙を付けたい場合は、現在の設定を確定してから、次の設定ボタンで新規に設定します。
給紙トレイ | 任意のトレイボタンを選択します。ポストインサーターにセットした用紙を使用するときは、ポストインサータートレイボタンのいずれか1つを選択します。ポストインサータートレイから給紙した場合、印刷はできません。 |
挿入紙印刷 | 挿入紙をコピーして付けるときは[印刷]、白紙で付けるときは[白紙]を押します。 |
印刷面 | 挿入紙に片面コピーするときは[片面]、両面コピーするときは[両面]を押します。画面を最初に表示したときは、手順3で選択した[片面/両面]の、コピー側の印刷面が反映されます。挿入紙印刷の設定で[白紙]を選択すると、自動的に[片面]が選択されます。 |
挿入ページを指定します。
[挿入ページ設定]を押して、[挿入ページ設定]画面を表示します。
画面のテンキーで、挿入する箇所のページ番号を入力します。複数のページを指定する場合、ページ番号の間はカンマ(,)で区切ります。範囲を指定する場合は、ページ番号の間をハイフン(-)でつなぎます。カンマやハイフンを入れて、20文字まで入力できます。
数値は、小さい方から順に入力しなくても、自動的にページ順にソートされます。同じページは一度しか指定できません。
[削除]を押すと、カーソルの直前の1文字を削除します。[クリア]を押すと、入力した内容をすべて削除します。
給紙トレイとしてポストインサータートレイを選択している場合は、挿入枚数を指定します。[挿入枚数]を押して、画面のテンキーで任意の枚数を入力します。40枚まで指定できます。
設定が終わったら、[確定]を押します。[挿入紙]画面にもどります。
必要に応じて、挿入紙の設定を続けます。
画面の左上では、設定ボタンの[設定002]が反転しています。設定を変えて、別種の挿入紙をつけることができます。100種類まで設定できます。
前の設定と同じページを指定した場合、設定番号の大きい方(後から設定した方)が優先されます。
画面右上の[設定クリア]を押すと、反転している設定ボタンの内容がクリアされます。
すべての設定が終わったら、[OK]を押します。
[インターシート]画面にもどります。画面には、オモテ表紙、ウラ表紙、および挿入紙設定画面で設定した情報が表示されます。
設定を完了するときは、[OK]を押します。
もとの設定に戻すときは[キャンセル]を押します。
設定した情報を残しながらインターシート機能をOFFにするときは、[機能OFF]を押します。
設定したすべての情報をクリアするときは、[全設定クリア]を押します。
[応用設定]画面の[OK]を押して、[コピー]画面にもどります。
[コピー]画面の[応用設定]下に、[インターシート]のアイコンおよびショートカットキーが表示されます。
操作パネルのテンキーを使って設定部数を入力します。
操作パネルのスタートを押します。
ウラ表紙をコピーして付ける場合は、原稿を一括して読込んでから出力します。
[コピー]画面に戻らないと出力できません。必ず[コピー]画面を表示してください。