ユーザー認証や部門管理を導入している環境で印刷する場合は、印刷するときに認証情報(ユーザー名とパスワード)を本機へ送る必要があります。これにより、本機で印刷できるユーザーを限定し、第三者の不正利用を防ぎます。
印刷が許可されていないユーザーの印刷ジョブや、認証情報のない印刷ジョブを本機が受信すると、自動的に破棄します。
認証情報のない印刷ジョブとは、ERP(Enterprise Resource Planning)などの基幹系システムから本機に直接送信した印刷ジョブや、プリンタードライバーでユーザー認証/部門管理を正しく設定せずに送信した印刷ジョブのことです。
初期状態では、認証情報のないジョブの印刷は禁止されています。印刷を許可する場合は、[認証指定なし印刷](こちら)で設定が必要です。印刷を許可すると、本機に登録されていないユーザーや部門でも印刷ができてしまいます。セキュリティー上または管理上の不都合がある場合は、初期設定の状態でお使いください。
プリンタードライバーの[装置情報]タブで、ユーザー認証/部門管理が正しく設定されていることを確認します。
プリンタードライバーの[プロパティ]画面を表示します。
[プロパティ]画面の表示のしかたについては、こちらをごらんください。
[装置情報]タブの[装置オプション]で、お使いの環境に合わせて、ユーザー認証/部門管理が正しく設定されていることを確認します。
正しく設定されていない場合は、一覧から[ユーザー認証]または[部門管理]を選び、[設定値の変更]からそれぞれの設定値を変更します。
[OK]をクリックします。
[基本設定]タブの[ユーザー認証/部門管理設定...]をクリックします。
ユーザー認証を行っている場合は、[登録ユーザー]を選び、ユーザー名とパスワードを入力します。
本機でパブリックユーザー(登録されていないユーザー)が許可されている場合は、[パブリックユーザー]を選ぶことで、ユーザー名とパスワードを入力せずに印刷できます。
外部の認証サーバーをお使いの場合は、[ユーザー認証サーバー設定...]をクリックし、認証サーバーを選びます。
[ユーザー名]には、コンピューターのログイン名が表示されています。
常に同じユーザー名とパスワードで印刷する場合は、あらかじめ登録しておくと、入力する手間が省けます。詳しくは、こちらをごらんください。
部門管理を行っている場合は、部門名とパスワードを入力します。
常に同じ部門名とパスワードで印刷する場合は、あらかじめ登録しておくと、入力する手間が省けます。詳しくは、こちらをごらんください。
[OK]をクリックします。
本機と通信可能な場合は、[検証]をクリックすると、入力した認証情報で認証を実施し、印刷前に認証情報に誤りがないかを確認できます。
本体装置での認証と外部の認証サーバーでの認証を併用している場合に本体装置で認証を行うときは、[その他]タブで[本体装置で認証する]にチェックをつけます。
印刷を実行します。
認証情報が正しい場合は印刷されます。