ネットワーク上の共有フォルダーへのアクセスに、本機にログインしたユーザーの認証情報を使い、本機で読込んだ原稿データを送信できます。この機能を、Scan to Authorized Folderと呼びます。
Scan to Authorized Folderを使うと、ユーザーごとに送信先を制限できます。また、本機へログインしたときの認証情報を使って、共有フォルダーへアクセスするため、ユーザーの利便性を損なうことなく、セキュリティを強化できます。
Scan to Authorized Folderを使うには、本機で次の設定が必要です。
設定 | 説明 |
---|---|
ユーザー認証 | ユーザー認証を有効にします。 |
SMB送信機能 | SMB送信機能を使えるように設定します。 |
SMB宛先登録 | SMB宛先を登録します。
|
ユーザーによる宛先の登録/変更の制限 | ユーザーによる宛先の登録/変更を禁止します。 |
パブリックユーザーの機能制限 | パブリックユーザーの使用を許可しているときは、パブリックユーザーがスキャン送信機能を使えないように制限します。 |
LDAPサーバーの登録削除 | LDAPサーバーを利用しない場合は、本機からLDAPサーバーの登録情報を削除します。 |
[送信宛先制限] | 直接入力による宛先の指定を制限します。詳しくは、こちらをごらんください。 |
Scan to Authorized Folderを使うと、次の制限がかかります。
スキャン送信をするときに、直接入力で宛先を指定できない
ボックスへのファイルの保存ができない
ボックスからのファイルの送信ができない
ファイリングナンバーボックスを利用できない
送信履歴から宛先を選べない
URL通知機能を利用できない
管理者モードの[ユーザー認証/部門管理]-[送信宛先制限]で、[送信宛先制限]を[制限する]に設定します(初期値:[制限しない])。