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参照できる宛先を制限する

参照できる宛先の制限方法

本機では、ユーザーごとに、参照できる宛先を制限できます。参照できる宛先の制限方法には、以下の種類があります。

制限方法

説明

参照可能レベルで管理する

宛先を重要度でレベル分けし、ユーザーごとに参照できるレベルの上限を設定します。

参照許可グループで管理する

宛先をグループ化します。ユーザーは許可されたグループの宛先だけを参照できます。

参照可能レベルと参照許可グループを組合わせて管理する

宛先の重要度と、ユーザーとの関連性を組合わせて参照範囲を設定します。

参照可能レベルを設定する

本機に登録した宛先を、重要度順に、レベル0~レベル5までに分類し、ユーザーごとに参照できるレベルの上限(参照可能レベル)を設定します。

たとえば、あるユーザーに、参照可能レベルとして3が設定されているとします。この場合、参照可能レベルが1~3の宛先は参照できますが、参照可能レベルが4と5の宛先は、参照できません。

  1. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[宛先登録]-[短縮宛先]-[編集]で、[参照可能レベルを直接指定する]を選び、登録宛先に対して参照可能レベルを設定します。

  2. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/部門管理]-[ユーザー認証設定]-[ユーザー登録]-[編集]で、[参照可能レベル]をオンにして、登録ユーザーに対して参照可能レベルを設定します。

  • 初期設定で、ユーザーに設定されている参照可能レベルは「レベル0」です。レベル0のユーザーは、レベル0の宛先だけを参照できます。

参照許可グループを割当てる

本機に登録した複数の宛先を、部署ごとの取引先など、関連のあるグループ(参照許可グループ)にまとめます。

ユーザーごとに、参照できるグループを設定し、参照できる宛先を制限します。たとえば、あるユーザーに、参照許可グループとしてグループBが設定されているとします。この場合、グループBの宛先は参照できますが、他の参照許可グループの宛先は、参照できません。

本機に、参照許可グループを登録します。また、宛先とユーザーに、それぞれ参照許可グループを割当てます。

  1. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[セキュリティー]-[参照許可設定]-[グループ登録]で、参照許可グループを登録します。

    設定

    説明

    [グループ名]

    グループの名前を入力します(半角24文字/全角12文字以内)。

    [参照可能レベル]

    参照可能レベルと参照許可グループを組合わせて登録宛先を管理するときは、参照許可グループの参照可能レベルを選びます(初期値:[レベル0])。

  2. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[宛先登録]-[短縮宛先]-[編集]で、[参照許可グループから選択]を選び、登録宛先に対して参照許可グループを割当てます。

  3. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/部門管理]-[ユーザー認証設定]-[ユーザー登録]-[編集]で、[参照許可グループ]をオンにして、登録ユーザーに対して参照許可グループを割当てます。

参照可能レベルと参照許可グループを同時に設定する

参照可能レベルと、参照許可グループを組合わせることで、より柔軟に管理できます。

たとえば、あるユーザーに、参照可能レベルとして3が、また、参照許可グループとして、グループBが設定されているとします。

この場合、ユーザーが参照できる宛先は、以下のようになります。

  • 参照可能レベルが1~3までの宛先:A1~3、B1~3、C1~3

  • 参照許可グループBに属する宛先:B1~5

ユーザーに対して、参照可能レベルと参照許可グループの両方を設定します。

参照可能レベルと参照許可グループを組合わせて登録宛先を管理するときは、参照可能レベルを設定した参照許可グループを登録し、登録宛先に対して割当てます。

  1. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[セキュリティー]-[参照許可設定]-[グループ登録]で、参照許可グループを登録します。

    設定

    説明

    [グループ名]

    グループの名前を入力します(半角24文字/全角12文字以内)。

    [参照可能レベル]

    参照可能レベルと参照許可グループを組合わせて登録宛先を管理するときは、参照許可グループの参照可能レベルを選びます(初期値:[レベル0])。

  2. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[宛先登録]-[短縮宛先]-[編集]で、登録宛先に対して、参照許可グループまたは参照可能レベルを設定します。

    • 参照可能レベルと参照許可グループを組合わせて登録宛先を管理するときは、登録宛先に対して、参照可能レベルが設定された参照許可グループを割当てます。

  3. Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/部門管理]-[ユーザー認証設定]-[ユーザー登録]-[編集]で、登録ユーザーに対して、参照許可グループと参照可能レベルをそれぞれ設定します。

    • 登録ユーザーに対して参照許可グループを指定する場合、参照許可グループそのものを指定することになります。したがって、選んだ参照許可グループに参照可能レベルが設定されていても、ここでは関係しません。

  • 参照許可グループには、参照可能レベルを設定できます。登録宛先に対して、参照可能レベルが設定された参照許可グループを割当てることで、参照可能レベルと、参照許可グループを組合わせて管理できます。