二要素認証とは、ユーザーの「知っていること」、「所有しているもの」、「身体的特性」という3種類の情報のうち、異なる2種類の情報を組み合わせることで安全性を高めた認証方式です。
本機では、複数ネットワークへの接続を有効にした場合に、以下の二要素認証を使用できます。
ICカード認証+PINコード認証
生体認証+PINコード認証
ICカード認証で二要素認証を行うための設定をします。
本機の[設定メニュー]-[ICカード認証]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
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[動作設定] | 二要素認証を行うには、[ICカード認証+PINコード認証]を選びます。 |
[PINコード入力桁数] | PINコードに必要な桁数を、2~8の範囲で指定します。 |
LDAP-ICカード認証で二要素認証を行う場合は、以下の設定を行います。
あらかじめICカードで二要素認証を行うための設定が必要です。詳しくは、「ICカード認証で二要素認証を行うための設定をする」をごらんください。
Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/ 部門管理]-[LDAP-ICカード認証設定]-[サーバー登録]-[編集]を選びます。
[第1サーバー]の[編集]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
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[PINコード検索属性] | LDAPディレクトリでPINコードを格納する属性を指定します(半角63文字以内)。 属性値は、半角英字で始める必要があります。 |
LDAPサーバーの第2サーバーを使う場合は、[第2サーバー]の[編集]で手順2と同様の設定をします。
生体認証で二要素認証を行うための設定をします。
Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/部門管理]-[認証装置設定]-[認証装置設定]-[生体認証]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
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[動作設定] | 二要素認証を行うには、[1対多認証+PINコード認証]を選びます。 |
[PINコード入力桁数] | PINコードに必要な桁数を、2~8の範囲で指定します。 |
二要素認証で使用する、ユーザーのPINコードを設定します。
Web Connectionの管理者モード(または本機の[設定メニュー]-[管理者])の[ユーザー認証/部門管理]-[ユーザー認証設定]-[ユーザー登録]で、次の設定をします。
設定 | 説明 |
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[PINコード]/[PINコードの再入力] | 二要素認証で使用するPINコードを入力します(半角数字8桁以内)。 |
PINコードの桁数は、[PINコード入力桁数]の設定に従います。