プログラムには、宛先の情報と、ファクス/スキャン送信のオプション設定を組合わせて登録できます。ここでは、オプション設定の内容を説明します。
[基本設定]では、ファクス/スキャン送信の基本的なオプション設定をします。
設定 | 説明 |
---|---|
[ファクス解像度]/[スキャン解像度] | 原稿を読込むときの解像度を選びます。 初期値は[精細]/[300 300]です。 |
[ファイル形式] | 読込んだ原稿データを保存するファイル形式を選びます。 ファイル形式は、PDFやTIFF、JPEGのほかに、XPSやPPTX、DOCX、XLSXなどの形式も選べます。重要な原稿は、ファイルを暗号化できるPDF形式をおすすめします。 初期値は[コンパクトPDF]です。 |
[アウトラインPDF] | [ファイル形式]で[コンパクトPDF]を選んだときに設定できます。 [する]を選ぶと、原稿の文字部分を抽出して、ベクター画像に変換します。 初期値は[しない]です。 |
[PDFのWeb最適化] | PDF処理機能が有効の場合に、[ファイル形式]で[PDF]または[コンパクトPDF]を選んだときに設定できます。 [する]を選ぶと、Webブラウザーで最初のページが早く読込まれるように、PDFファイルを最適化します。 初期値は[しない]です。 |
[PDF/A] | PDF処理機能が有効の場合に、[ファイル形式]で[PDF]または[コンパクトPDF]を選んだときに設定できます。 [PDF/A-1a]または[PDF/A-1b]を選ぶと、PDF/Aに準拠したPDFを作成できます。 初期値は[しない]です。 |
[サーチャブルPDF] | サーチャブルPDF 機能が有効の場合に、[ファイル形式]で[PDF]または[コンパクトPDF]を選んだときに設定できます。 [する]を選ぶと、OCRの文字認識技術を利用して、テキスト検索が可能なPDF(サーチャブルPDF) を作成します。
初期値は[しない]です。 |
[OCR(文字認識)] | サーチャブルPDF機能が有効の場合に、[ファイル形式]で[PPTX]、[DOCX]、[XLSX]を選んだときに設定できます。 [する]を選ぶと、OCRの文字認識技術を利用して、テキスト検索が可能なファイルを作成します。
初期値は[しない]です。 |
[ファイル名] | 必要に応じて、読込んだ原稿データのファイル名を変更します。 |
[ページ設定] | 原稿が複数ページあるときに、ファイルにするページ単位を選びます。
初期値は[ページ一括]です。 |
[E-mail件名] | [E-mail件名一覧]をクリックするか、E-mailの件名に使う定型文を選びます。[指定なし]の場合は、初期値として設定されている件名が挿入されます。必要に応じて、送信前に変更することもできます。 初期値は[指定なし]です。 |
[E-mail本文] | [E-mail本文一覧]をクリックするか、E-mailの本文に使う定型文を選びます。[指定なし]の場合は、初期値として設定されている本文が挿入されます。必要に応じて、送信前に変更することもできます。 初期値は[指定なし]です。 |
[ファイル添付設定] | 宛先がメールアドレスで、[ページ設定]を[ページ分割]に設定したときの、添付のしかたを選びます。
初期値は[全ファイル一括添付]です。 |
[片面/両面] | 原稿の表と裏を自動で読込むかどうかを選びます。原稿の最初のページだけ片面を読込み、残りのページを両面で読込んだりすることもできます。
初期値は[片面]です。 |
[原稿画質] | 原稿の記載内容に適した設定を選んで、最適な画質で読込みます。 初期値は[文字/写真(印刷写真)]です。 |
[カラー] | 原稿を読込むときのカラーモードを選びます。 カラーモードには、原稿の色に合わせて読込む[自動]のほか、[フルカラー]、[グレースケール]、[白黒2値]があります。 初期値は[自動]です。 |
[連続読込み設定] | 原稿の枚数が多く、1度のセットでADFに載せきれないときでも、原稿を数回に分けて読込んで1つのジョブとして扱う場合は、[する]を選びます。 ADFと原稿ガラスとを交互に使い分けて、原稿を読込むこともできます。 初期値は[しない]です。 |
[濃度] | 原稿を読込む濃度(こく、うすく)を調整します。 初期値は[0(ふつう)]です。 |
[下地調整] | 新聞紙や再生紙など、下地に色が付いている原稿や、裏面が透けてしまう薄い原稿などを読込む場合の、下地の濃度を調整します。
初期値は[裏写り除去]です。 |
[読込みサイズ] | 読込む原稿のサイズを選びます。 初期値は[自動]です。 |
[応用設定]では、ファクス/スキャン送信の応用的なオプション設定ができます。
設定 | 説明 |
---|---|
[E-mail通知] | SMB送信、FTP送信、WebDAV送信、ボックス保存の終了後に、原稿データの保存先を記載したE-mailを、指定のメールアドレスに通知します。 [宛先一覧より選択]をクリックして、宛先とするE-mail宛先を一覧から選びます。E-mail宛先を直接入力することもできます。 初期値は[OFF](チェックなし)です。 |
[タイマー通信] | ファクス通信を開始する時刻を指定して送信する場合は、[ON]を選びます。あわせて、通信を開始する時刻を指定します。 初期値は[OFF]です。 |
[パスワード送信] | パスワードでファクスの通信相手を制限している(閉域受信機能を設定している)送信先に対して、パスワードをつけて送信する場合は、[ON]を選びます。あわせて、パスワードを入力します。 初期値は[OFF]です。 |
[Fコード] | Fコード送信する場合は、[有効]を選びます。あわせて、[SUBアドレス]と[パスワード]を入力します。 初期値は[無効]です。 |
[原稿セット方向] | 両面原稿を読込む場合などに、読込んだあとの上下が正しくなるように原稿をセットした向きを設定できます。 初期値は[上向き]です。 |
[両面とじ方向] | 原稿の両面を読込むとき、原稿のとじ位置を選びます。 初期値は[自動]です。 |
[特殊原稿] | 特殊な原稿を読込む場合の、原稿の種類を選びます。
初期値は[指定なし]です。 |
[読取り時の白紙原稿除去] | 白紙ページが含まれている原稿を読込むときに、白紙ページを読込み対象から除くかどうかを選びます。 初期値は[しない]です。 |
[読取り時の重送検知] | [重送検知有効]を選ぶと、ADFで原稿が重なって送られたことを検出できます。 この機能を使うには、オプションの重送検知キットが必要です(bizhub 658e/558e/458eのみ)。 初期値は[重送検知無効]です。 |
[薄紙原稿] | 普通紙よりも薄い原稿を読込むときに、ADFの原稿を搬送する速度を遅くして、薄い紙を巻込みにくくします。 初期値は[OFF]です。 |
[汚れ軽減モード] | [する]を選ぶと、ADFで原稿を読込むときに、スリットガラスのゴミを除去しながら読込みます。 初期値は[しない]です。 |
[ブック原稿] | 本やカタログなどの見開き原稿を、左右のページそれぞれに分割したり、見開きのままを1ページとして読込んだりする場合にチェックをつけます。
初期値は[OFF](チェックなし)です。 |
[枠消し] | 原稿の周囲4辺を、指定した幅だけ消去します。辺ごとに異なる幅を指定して消去できます。 初期値は[OFF](チェックなし)です。 |
[文字・画像合成(日付/時刻)] | 指定したページに原稿を読込んだ日時を印字する場合にチェックをつけます。印字するページや位置、表記のしかたを選ぶことができます。 初期値は[OFF](チェックなし)です。 |
[文字・画像合成(ページ)] | すべてのページ番号や章番号を印字する場合にチェックをつけます。印字する位置や表記のしかたを選ぶことができます。 初期値は[OFF](チェックなし)です。 |
[文字・画像合成(ヘッダー/フッター)] | 指定したページの上下の余白部分に、文字や日時などを印字する場合にチェックをつけます。あらかじめ登録した内容から選びます。 初期値は[OFF](チェックなし)です。 |
[文字・画像合成(スタンプ)] | 先頭ページまたはすべてのページに、「回覧」や「複製厳禁」などの文字を印字する場合にチェックをつけます。 印字する文字は、登録済みの定型のスタンプや、任意で登録したスタンプから選べます。 初期値は[OFF](チェックなし)です。 |
[スタンプ合成方法] | 日付/時刻、ページ、ヘッダー/フッター、スタンプを合成する場合に、テキストとして合成するか、画像として合成するかを選びます。 初期値は[画像]です。 |