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本機へのアクセスを制限するIPアドレスを自動で設定する

簡易IPフィルタリング機能を導入すると、本機へアクセスできるIPアドレスの範囲が自動設定されるため、簡単にアクセス制限が設定できます。

  1. 管理者モードの[ネットワーク]-[TCP/IP設定]-[簡易IPフィルタリング]で、次の設定をします。

    設定

    説明

    [簡易IPフィルタリング]

    アクセスを制限するアドレス範囲の決定方法を選びます。

    • [IPアドレス連動]:IPv4アドレスの場合、本機に設定されているIPv4アドレスと上位3バイトが同一のIPv4アドレスのみアクセスを許可します。
      (例)本機のIPv4アドレスが「192.168.0.134」の場合、アクセスを許可するIPv4アドレスの範囲は以下のとおりです。
      192.168.0.0 ~ 192.168.0.255
      IPv6アドレスの場合、グローバルユニキャストアドレス(2000::/3)のみアクセスを許可します。また、本機に設定されているIPv6アドレスと上位64ビットが同一のIPv6アドレスのみアクセスを許可します。
      (例)本機のIPv6アドレスが「2345:1:2:3:4:5:6:7」の場合、アクセスを許可するIPv6アドレスの範囲は以下のとおりです。
      2345:1:2:3::0 ~ 2345:1:2:3:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF

    • [サブネットマスク連動]:IPv4アドレスの場合、本機に設定されているIPv4アドレスとサブネットマスクを使用し、同じネットワークに属するIPv4アドレスの範囲のみアクセスを許可します。
      サブネットマスクが設定されていない場合、または「0.0.0.0」が設定されている場合は、 本機に設定されているIPv4アドレスと末尾のみが異なるIPv4アドレスのアクセスを許可します。結果として、[IPアドレス連動]と同じ動作になります。
      (例)本機のIPv4アドレスが「192.168.17.134」、サブネットマスクが「255.255.252.0」の場合、アクセスを許可するIPv4アドレスの範囲は以下のとおりです。
      192.168.16.*** ~ 192.168.19.***
      IPv6アドレスの場合、グローバルユニキャストアドレス(2000::/3)のみアクセスを許可します。また、本機に設定されているグローバルIPv6アドレスとPrefixを使用し、フィルタリングを行います。
      Prefixが設定されていない場合、Prefixに64ビットが設定されている場合と同じ動作になります。
      (例)本機のIPv6アドレスが「2345:1:2:3:4:5:6:7」、Prefixが「/64」の場合、アクセスを許可するIPv6アドレスの範囲は以下のとおりです。
      2345:1:2:3::0 ~ 2345:1:2:3:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF

    • [フィルタリングなし]:フィルタリング機能を使いません。

    初期値は[IPアドレス連動]です。

  2. [ネットワーク]-[TCP/IP設定]-[フィルタリング種別]で[簡易IPフィルタリング]を選び、[OK]をクリックします。

  • 簡易IPフィルタリング機能を使うと、アクセスを制限するIPアドレスの範囲は自動で設定されます。アクセスを制限するIPアドレスの範囲を手動で設定したい場合は、[簡易IPフィルタリング]を使わずに、[ネットワーク]-[TCP/IP設定]-[IPアドレスフィルタリング]または[パケットフィルタリング]を設定します。